第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第6話「誤解を招く言い方と変な妄想は程ほどに」
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「けど、神之介ちゃん。あの子、随分神之介ちゃんになついてるっぽいからあまり邪険にするのもどうかと思うんだけど」
・・・あれ?
「あのー、ライカさん。僕の話ちゃんと聞いてくれてたんでせうか?」
「勿論よ、ああいう年頃は何かと難しいのよ。だからちゃんと見てあげないと」
「あのなぁ・・・、嗚呼見えても、人間じゃなくてアブドゥル・アルハザードって電波受信したキチ○イが書いた魔導書の精霊なんだぜ?年頃でもないし、ましてや齢千年を越すばば・・・」
ドォン!
言い終わる前にアルが放ったであろう魔力弾を顔面に喰らい、黒こげとなるオラ。
「でも、そのモハ○ド・アブドゥルさんだっけ?彼女のお父さん。もう随分と前に亡くなられてるんでしょう?」
「アブドゥル・アルハザードね。つーか、それ炎のスタ○ド使いだから全然違うから。・・・まぁ、紀元前のずっと昔にだけどな」
「だからきっと、彼女も大変だと思うのよね。だから優しく接してあげなきゃ」
・・・誰一人オラの話をまともに聞いちゃくれないゾ。
「神之介ちゃんが忙しいならこの教会で預かってもかまわないし。ほら、新しいお友達が出来るから喜んでるわよ」
ライカさんの言葉に視線を向けてみると・・・、
「なぁ、それは何なのだ?」
「これ〜?『したいごっこ』って遊びだよー」
「しんのすけが教えてくれた遊びの一つなんだ」
「ほう、中々興味深いのぅ」
アルががきんちょ共と死体ごっこをして遊んでいるのが見えた。・・・何で死体ごっこ?と言うのはおいといて。談笑しながら遊んでいるアルの姿は、まるで背伸びしてお姉ちゃんぶっている女の子のように見えて、ちょっと微笑ましい。
「止めといたほうがいいと思うゾ。教育上に良くないと思う」
「大丈夫よ、大体神之介ちゃんだって半分私が養っているようなものじゃない。ライカお姉ちゃんに任せなさい」
「はっはっは、反論してーけど半分事実だから反論できねーよちくせう」
春日部の父ちゃん、母ちゃん、ひまわり・・・。落ち込む事もあるけれどオラは元気です。
「ねーねー、ライカお姉ちゃん」
「何かしら、コリン」
そこへ、がきんちょの一人コリンがライカさんに声をかけてきた。
「『てーそーのきき』ってなーに?」
ずででっ!
コリンの言葉にオラとライカさんはずっこける。
「・・・い、一体、何処からそんな言葉を・・・?」
「あの子、きのうの夜、しんのすけの部屋で寝てる時の話だって」
そういって、コリンはアルを指差す。一方のライカさんは顔を真っ赤にしてオラを見ていた。
「し、神之介ちゃんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!!や、やっぱりそうなのねェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!?」
「アルぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!てめぇ
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