第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第6話「誤解を招く言い方と変な妄想は程ほどに」
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ラ達はライカさんの教会へと向かった。
−ライカの教会。
「ほっほーい。ライカさーん、ごはーん」
「うわーい、何かここでご飯食べるのがさも当たり前のようになってるよー。神之介ちゃんは何時になったら真人間になってくれるのでしょうか?」
入ってすぐにライカさんの毒舌のお出迎え。ああ、耳が痛いぞ・・・。
「うおーい、しんさんは元から真人間ですよー」
「只、近所さんのお手伝いしているだけのニートが何を言いますかッ!そういえば、この子誰かしら?ひょっとして、話に聞いていた神之介ちゃんの妹さん?名前は確か・・・山茶花ちゃんだったかしら?」
「ひまわりな、オラの妹の名前。あと、妹でもありません。つーか髪の色とか瞳の色とかが違うでしょーが。・・・まぁ、何つーかアレだよ。・・・えーと」
ライカさんにツッコミを入れつつ、何ていおうか思案する。ライカさんのことだ。下手に発言すれば変な想像をするに決まっている。そんな、オラの考えを他所に・・・、
「妾は神之介の所有物だ」
やらかしましたよ、この古本娘。ピシっと、空気が凍りつく音が聞こえた。ライカさんはガタガタと顔を真っ赤にしながら震えている。・・・ああ、こりゃ完全に勘違いされているな・・・。
「し・・・しししししししししし神之介ちゃん!?前々からそうじゃないかと思ってたけどもしかして・・・」
「ら、ライカさん!?ちょっと待って!?マジで待って!!!違うからね!色々と間違ってるからね!!おいィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!アルぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!そう言う誤解を招く言い方してんじゃ・・・」
「ご・・・ごめんなさぁい、ご主人様ぁ・・・またお仕置きされてしまうのでしょうかぁ・・・」
ガタガタ震えながらオラを見るライカさんをなだめつつ、アルに詰め寄ろうかしたら、このアルの態度である。コレアレか?オラの人格を確実に奈落へと陥れようとしてんのか!?オイ!
ズザザザザザザッ!!!
そんなアルのようすを見てか、ライカさんは物凄い勢いでオラから離れる。物凄くおびえた目つきで。
「し・・・神之介ちゃんが遂に本性を・・・」
「おいィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!何、真に受けてんのォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!?つか本性って何!?」
オラがライカさんにンな突っ込みをしていると、がきんちょ共が帰ってきた。
「ただいまー」
「ライカ姉ちゃんごはんー」
「・・・(てくてく)」
「ッ!ダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!皆こっちに来ちゃダメぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ライカさんはそのまま玄関へと走ると、オラからがきんちょ達を守るかのように抱きしめた。
「ダメよ!皆、今の神之介ちゃんはドSなの!鬼畜なの!ロリコンな上にバイなの!
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