第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第6話「誤解を招く言い方と変な妄想は程ほどに」
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や・・・と言う。
「まだ魔導書を探しておるのか?やれやれ、あの小娘の我儘に付き合う事もなかろうに」
「しゃーねーだろうが。仕事なんだし、アレ見ただろ?姫ちゃんがスーパーサ○ヤ人になったの。あれ、下手すりゃみさえ並みかそれ以上のオーラだゾ。ファイ○ルフラッシュやビックバン○タックだって撃てちゃうゾ。後、みさえってのはオラの母ちゃんね」
「神之介、時間を浪費するのはよせ。時間は刻一刻と迫ってきておるのだぞ」
この野郎・・・さっきから自分理論で話を進めやがって・・・うんざりした顔でアルに反論する。
「しらねーよ、ンなもん。オラは自分の事で精一杯なんだゾ。お前だってオラに拘るのは時間の無駄じゃないの?オラじゃなくてもっと、使命感や正義感に燃えた人をマスターにするのをオススメするゾ」
「汝を見つけたのだって、奇跡に近いものだ。他の素質のある人間なんてホイホイ見つかる訳なかろう。『書』を持たず、魔術の素質があり邪悪に染まってない人間等汝ぐらいなものだ」
「いや〜、それほどでも〜。と言いたいけど、しんさんはそんな立派なもんじゃないからね」
・・・魔術の世界から逃げたんだからさ。と胸中で付け加えておく。そんなオラの言葉を、アルはふふっと笑いながら続ける。
「謙遜する事はないぞ。汝は妾が思ったよりも強い人間に見えるがな」
「何を根拠にンな事言ってんだよ。とにかく、オラは忙しいから他を当たってくれよ」
「諦めんと言ったではないか」
・・・頑固だなぁ。
「あっそ、じゃあ勝手にすれば〜?」
ため息混じりにそう答え、オラは魔導書探しを続行した。
−何でも屋&少女探索中・・・。
「み・・・見つからねぇ・・・」
「だから時間の浪費だと言ったろうに」
日が西に沈む街中をとぼとぼと、歩くオラ。あの後、裏路地にある怪しげな店に何件か足を運んだものの、収穫は全くゼロだった。もうそろそろ日も暮れるころなので、今日はココまでにしておこう。・・・後の問題は、
「今日の晩飯・・・どうすっかなぁ・・・」
そう晩飯である。オラには3つの選択肢がある。その3つはこれだ。
A:食材を買って、家で料理をする。
B:レストランで食事を取る。
C:ライカさんのところでメシをたかる。
まぁ、オラ自身一人暮らしである為自炊は出来るし、覇道からの依頼料を貰って金はあるのだが、今から買いに行くのも面倒なのでAは却下。ならば、Bはと言うと・・・何となくお金がもったいないので却下・・・。となると・・・、
「やっぱライカさんにメシをたかったほうがいいな」
「誰だ?ライカって」
「オラの知り合いのシスターだゾ。作るメシ美味いしー、美人だしー、ボンキュッボンなんだよね。っと、そうと決まれば出発しんこーナスのぬか漬けー」
アルにライカさんについて説明して、オ
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