第十八話:若き力の介錯
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「うう……部長のお仕置きが……」
自業自得だ
部長の元に戻るとそこにはとても笑顔の素敵な部長がいた
……ただしその後ろには般若が見えるが……
「イッセー……私がどうして怒ってるかわかるわよね?」
「は、はい」
いやー、他人がお仕置きを受けるのは結構見ていて楽しいな、ははは
「そう、それじゃあ他の部屋に行くわよ、朱乃後はよろしくね」
それじゃあ、達者でなイッセー
「はい、分かりました……私もいじめたいのですが…ルドガー君で我慢しましょうか」
「なっ!!?」
俺!?何で俺!!?やめてくださいよ!!!
イッセーならいくらでもいじめていいですからっ!!!
「ふふ、冗談ですよ……三分の一程」
やばい……この人半分以上本気だ……っ!!
今度から朱乃さんには余り近寄らないようにしよう……
色々とあったがその後は特に問題も起こらずにようやく若手悪魔の会合が始まった
俺たちが立っているななめ上の方には大きな席がいくつも並んでいて
そこには初老などの威厳さたっぷりの上級悪魔がいた
それにしても……やたら偉そうな人ばかりいるな
まあ、実力を伴っている人は四人の魔王様と何人かぐらいだろうけど
こう…何と言うか余り迫力を感じる人が少ない
まあ普通は権力だけあれば十分偉いんだけどな
そう考えるとビズリーって凄かったんだな……社長でラスボスなんて普通じゃない
兄さんが小さい時に憧れたのも何となく分かるな……
でもエルを利用したことだけは絶対に許さないけどな!!
そんなことを考えていると上級悪魔のお偉いさんが話し始めた
「よくぞ集まってくれた、次代を担う若き者達よ、この場を設けたのは一度、この顔合わせにおいて互いを見つめあい、将来を競う者達の存在を認知するために他ならない」
「早速やらかしたみたいだがな」
隣の年老いた悪魔がそんな皮肉を言う
ホントそうですよねー、うちの馬鹿がすいません、本当
そんな事を考えながらジト目でまだおしりを擦っているイッセーを見る
つい昨夜同じ目にあったからと言っても同情はしないぞ?
因みに俺もまだ痛い……
「まあ若気の至りというものだろう、私は君たち若手悪魔の実力は申し分ないと見ている、よってこの会合を皮切りに、互いに力を高め合っていってもらいたい」
サーゼクス様――プライベートはあれだけふざけてるのに仕事は真面目なんだな……
ちょっと魔王舐めてました、ごめんなさい
「一つ質問をしても宜しいでしょうか?サーゼクス様」
「何だね?サイラオーグ」
「……我々若手悪魔もいずれは禍の団との戦いに参戦するのでしょうか?」
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