最強の布陣
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のような複数を組み合わせるタイプ。それとは逆にエリーシャは複数を独立して動かすことができる。
特徴としてはシオンの場合手数は減るがそれを威力でカバーし、エリーシャは威力を手数で補っている。
「まあ少なくとも、ああいうのを敵に回さなくて良かったと思ってるよ」
シオンはそう言って、「SAOではやっててしんどかったからな〜」と苦笑しながら付け足した。
「さて、無駄話もここまでだな。シュタイナー!!」
「オッケー!クラウン、行くよ!!」
「クァッ!」
シュタイナーはクラウンを杖に変化させ、全員に支援魔法を付与した。その支援魔法とは、
「これって・・・」
「向こうは異常系統を通さない。なら、こっちが変わればいい話だ」
全員についたアイコン、それは《同化》のアイコン。
これは、幻惑魔法のような相手を騙すと言うよりは隠密行動に使うと言った方が正しい。周りの景色、気温、湿度などに同化することにより幻惑魔法とほぼ同じ効果が得られるのだ。
これができるのは《トリックスター》の異名を持つクラウンならではである。
「キシャアアア!!」
ヨルムンガンドは雄叫びと共に尻尾を振り回し、その尾の刃はフィールドを次々と破壊していく。その傷跡は深くえぐれていた。
「分かってはいたことだが、滅茶苦茶だな・・・!」
「そうだな、あれを一撃でもくらってしまえば」
「HP全損だな・・・」
「だが、今なら!」
「キリト!!」
上空の彼方、そこには既にフラムを武装変化させたキリトがヨルムンガンドに向けて突進していた。
突破力と攻撃力を兼ね備えたフラムの力とキリトのスピードがあればあの核を破壊できると踏んだ為、シオンはキリトを抜擢したのだ。
「ウォオオオオ!!!」
ヨルムンガンドもキリトの存在に気づいたらしく鋭い尾をキリトに向けて放つ、しかし───。
「やらせるかよ!!」
その攻撃はグラビオンを纏ったシオンとヒースクリフによって弾かれる。
「こんな攻撃、あのビーム比べれば軽いんだよ!!」
「さぁ行け、キリト君!」
「うぉおおおおッ!!」
キリトの刃はヨルムンガンドの核を捉える、しかしその硬さは情報通り一筋縄ではいかない。
「グッ!硬ェ・・・!!」
「ならッ!」
シオンはウロスとリンクすると、キリトのいるところに垂直降下した。そして高速で落下しながら拳を握る。
「ハァアアア!!」
シオンの拳は槍の底を的確に捉え、更に力を込める。
「砕けろぉおおお!!」
「うぉおおおお!!」
シオンとキリトの一撃はヨルムンガンドの核を破壊できる勢いにあった、しかし───。
「キシャアアアア!!」
「うおッ!!」
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