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ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
最強の布陣
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シオンの言葉にキリトはショックと言わんばかりの顔をする。

「熱で俺たちの位置を割り出しているってことはあのピット器官が唯一攻撃が通る場所だって言ってんだよ!!」

そう、正確な位置を割り出しているということはそこが唯一、絶対防御が解除されているということになる。そしてその場所こそが唯一の弱点となる可能性が高い。

「さて、これよりヨルムンガンド討伐作戦を開始する。皆、作戦通り動いてくれ」

「「「「「「了解!!」」」」」」

合図と同時に飛び出した彼らはまず二組に別れた。
シオン、ヒースクリフ、エリーシャ組とキリト、アスナ、シュタイナー組に別れたフォローはそれぞれアルモニーとユイがついた。

「パパ、10時の方向から小型のエネミーが接近してきます!数は30!!」

「やはり足止めしに来たか・・・」

「私に任せて!アックアお願い!!」

「キュウ!!」

アスナはアックアを呼び出し、錫杖に変化させると

「ハァアアアッ!!」

錫杖に溜めた魔力を無数の弾丸のように放つ。その弾丸はエネミーを貫き、次々と倒していく。

「凄い、これが神龍の力・・・」

シオンはこうなることを予想して皆に神龍を共有して使えるようにしておいたのだ。
案の定、向こうは刺客を送り込み自分たちの足止めを考えていた。
しかし、その程度で止まる彼らではない。

「言ったろ?俺たちを倒したければ一万は持ってこいって!!」

シオンの方にもエネミーの大群は来るが、それでも容赦なくなぎ倒していく。

『シオン、更に敵が増えてくるぞ!』

「了解、ならコイツの出番かな?チェーニ、《リンク》!!」

「ギャアアア!!」

チェーニとリンクしたシオンは小太刀に魔力を込めて投げる。

「くらいなッ!!」

投げられた小太刀は不規則な動きをしてエネミーたちを撹乱、そして攻撃を与えていく。
その速さは気づいた頃には既に相手の急所を捉え、的確にダメージを与える。

「エリー!残りは任せた!!」

「了解!お願いウロス、力を貸して!!」

「ギャアッ!」

ウロスを二台のボウガンに変化させ、更にラファエルを呼び出しビットに変化させる。

「乱れ撃つ!!」

エリーシャが放つボウガンとラファエルのビットから放たれるビームが残りのエネミーを貫く。

「うへぇ〜、流石はエリー。同時に二体も使うとは・・・」

「君は使えないのか?」

ヒースクリフがシオンに尋ねるとシオンは両手を挙げながら答える。

「やれなくはないが俺の場合、複数を組み合わせるタイプだからな。あんな風に多数を独立して動かすのは難しい・・・」

そう、シオンができるのはあくまでクロスオーダーのように足し算
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