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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos33神さまに教えてもらおう〜Interval 2〜
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肘でツンツン突いていた。

「なんていうかさ。はやてとルシルじゃなくて、ルシルとリインフォースがお似合いかも」

「ルシル君がお父さんで、リインフォースさんがお母さん、はやてちゃんがその子供・・・?」

「あー、なんかそう・・・見える?」

アリサ、すずか、アリシアがそう好き勝手言っている中、「わたしのライバルは、はやてだけじゃなかったのね・・・!」ってシャルが悔しげに握り拳を作って、「でも負けないもん!!」そんな間違った方向に決意しちゃった。

「お待たせや、みんな。・・・って、なんかあったんか?」

車椅子に戻ったはやてと、車椅子を押すリインフォース、その側に寄りそうルシルが合流。

「シャル。リインフォースに何か言いたげだな」

「そうなのか?・・・なんだ?」

「負けないからね!・・・・絶対に負けないからね!」

ビシッとシャルに指を差されてそんな宣言をされたリインフォースや、さっきまでの私たちのやり取りを知らないはやてとルシルは当然「???」小首を傾げることに。そんな3人にさっきまでのやり取りを話そうかとした時、「ま、それはとにかく。今は急いでおみくじを引きに行きましょ。混んでくると面倒だわ」アリサがある小屋を指さす。

「そうだね。じゃあ歩きながらでも・・・」

おみくじ(良運不運を占うためのもの、らしい)を引ける小屋へと向かうその最中、はやて達にさっきのやり取りについて話す。この出逢いを大切にして、いつまででも続きますように。それについては「わたしもやよ」はやてや、「俺もそうだな〜」ルシルも賛同。そして最後に、シャルがルシルと結婚できますように、って願った事を伝えた。

「確かに縁結びの神を祀っているってすずかが教えてくれたから、誰かと良縁を結びたいっていう願いをするのは間違ってはいないけど・・・。ん?」

ルシルがシャルを見ながら困ったって風に苦笑。シャルはそんなルシルに「でしょ〜?」って笑みを向けた。そして両手をキュッと組んで「縁結びの神様って言うんだもん。恋愛のお願いをしないと損だよ? ねえ?」どういうつもりか私たちに振り返って話を振ってきた。

「私はまだ、そういうのはちょっと・・・」

「あんま興味ないわ」

なのはとアリサの意見に私たちも「うん」って賛同していく。今は恋愛なんかよりもなのはたち友達との時間の方がずっとずっと大切だ。シャルは「ちょっと特別なんだよね、私と・・・――」今度ははやてに振り向いて、「はやてはさ。はやても同じ事を願ったよね♪」そう笑ったら、はやてが「ぶふっ!?」噴き出した。

「え、や、わ、ちが、あ、ええ!? ちゃう、そんなん願ってないから! 変なこと言わんといて!」

「落ち着いて、はやて! 落ちる、車椅子から落ちるから!」


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