暁 〜小説投稿サイト〜
闇を祓う者〜他人の恋愛見てニヤニヤし隊〜
原作開始前
救われた少女たち 
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で手に入れられる。しかし、その情報網をもってしても彼の情報を手に入れることは出来ていない。
 虚ちゃんもパソコンを弄る。動いていたマウスが突然止まった。

「これ、見ました?」
「ん? 何?」

 そこにはこう書かれていた。

『ドイツでマシンディケイダー発見。新しい劇場番か?』

 へえ、劇場番やるんだ……。そう思いながら下の記事を読んでいく。

『ドイツでマシンディケイダーが走行しているのが発見された。ファンによって作られたものかと最初は思われていたが、あまりの完成度に新しい劇場番ではないかとの予測が出ている。
 そのマシンディケイダーに乗っていたのは門矢士役の井上正大さんではなく、金髪の男性だった。』

「「えっ!?」」

 虚ちゃんと一緒に声が漏れてしまった。あのとき助けてくれた彼も金髪。

『その事から、今までの話とはまったく違うものになるのではないかと推測される。』

 その下に写真が載っていた。そこにはマシンディケイダーに乗った彼の姿があった。
 
「虚ちゃん! この日のドイツの情報調べて! 今すぐ!」
「分かっています!」

 見つけた。手がかり。やっと、やっと見つけた! 簪ちゃんにも教えないと!


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「モグモグ……。どうしたの? お姉ちゃん」
「美味しそうね、私も食べていい?」
「ん、どうぞ」
「ありがとう」

 ふう、美味しいわね〜……。

「何やってるんですか、お嬢様……」

 戻ってきた虚ちゃんに呆れられてしまった。と、言いつつも紅茶を淹れてくれる虚ちゃん大好きよ!

「で、どうだったの?」
「何が?」
「ああ、彼の手がかりが見つかったのよ」
「ホントに!?」

 すごい食いつきだった。その証拠に、

「かんちゃ〜ん、とりあえず落ち着きなよ〜」
「……分かった」

 本音ちゃんが簪ちゃんのことを注意していた。珍しい光景ね。

「確かに珍しい光景ですね……。どうぞ」
「ん、ありがと虚ちゃん」
「簪様もどうぞ」
「様は……やめて……」
「ふふっ、分かりました」

 このままティータイムに突入しそうな勢いなので、話を戻すことにした。

「それでさっきの話だけどね」
「うん」
「彼のことを調べてたらこんな記事があったのよ」

 さっきの記事を見せる。

「Wドイツでマシンディケイダー発見。新しい劇場番か?W映画やるの!?」

 簪ちゃんが目をキラキラさせた。あのこと抜きにしても簪ちゃん特撮大好きだもんね。

「そうじゃなくて、その下の記事を読んで」
「? 分かった」

 記事を読み進めていく簪ちゃ
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