暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第37話 開戦!
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ー、この娘にとっては武器として重すぎるんだ! だから重心もぶれぶれだし、振られるチェーンソーもフェイントなしの直線的な動きばかりなんだ!

『Boost!!』

 よし! 倍化も溜まってきたし、そろそろ反撃するか! これなら火織どころか木場と比べても楽勝だ!

『Explosion!!』

 よし! これで一定時間は激しく動いても倍化がリセットされることなく戦える! 加えて!

「霜天に坐せ! 氷輪丸!」

 その言葉とともに柄頭から鎖が伸びて氷輪丸の能力開放状態になった! よし! いける!

「バ〜ラバラ! バ〜ラバラ!」

 相変わらずの掛け声で突っ込んできた。でももう逃げない。よく見ればチェーンソーの軌跡を読むのは容易いから避けるのは簡単だし合わせるのだって……!

「ここだ!」

 俺は振り下ろされるチェーンソーの横っ腹に刀で斬りかかる! そして……

「うそ!? 何これ!?」

 チェーンソーがガッチガチに凍りついた! しかもそれを持つ手も凍りついて捨てることも出来ない! そして何より

「スキだらけだぜ!」

「えっ!? きゃあ!!」

 俺はあまりの事態に動きを止めてしまったそいつを赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)で思いっきり殴り飛ばした。その結果双子の片割れは盛大に吹き飛び体育館の壁に叩きつけられた。そして俺は氷輪丸に倍化した魔力を注ぎ込み

「行っけぇぇぇぇぇ!!」

 氷龍を召喚、一気に放った。

ズシャァァァァァン!

 その結果、さして倍化もしていなかったので込められた魔力も少なく、全身を凍りつかせることは出来なかったけど見事相手を壁に氷で貼り付けにすることが出来た!

「よし! 1人撃破! 白音ちゃんそっちは……」

 俺はすぐさま白音ちゃんの加勢に行こうと白音ちゃんの方に振り向くとそこには……チェーンソーをバラバラにされお腹を抑えうずくまる相手と、その前で仁王立ちする白音ちゃんがいた。……ですよねー。俺の助けなんてなくても白音ちゃんなら楽勝ですよねー。少しでも「白音ちゃん、すぐに助けてあげる!」なんて思った自分が恥ずかしい!

「くっ、ネルまでやられるなんて……。なんでお兄さんたちそんなに強いのよ」

「そりゃ地獄のような修行を生き抜いてきたからな」

 ほんとに地獄だったんだぜ? それに比べたらこの位で負けられるか。

「うっ……ごめんダメだった。やって」

 さっきネルって言ってたからこっちはイルか? そのイルが小声で呟いた。っていうか今のどういう意味だ? ダメだったって……あ!? もしかして通信機で連絡したのか!? それにやってって……まさか!?

「お兄ちゃん!!」

 白音ちゃんが血相を変えて俺に飛びつくと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ