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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第37話 開戦!
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)」
「(マジか!? 見つかんないようにこっそり入ってきたつもりだったのに!)」
「(多分体育館の2階から周りを見ていたんだと思います。不意打ちは無理そうですね。どうしますかお兄ちゃん? 私一人でも大丈夫ですけど)」
「(……いや、俺も行く。戦うために修行したんだし、守られてるばっかってのはもう嫌だ)」
「(ふふ、お兄ちゃんカッコイイです。じゃあ行きましょうか)」
そして俺達は隠れていた舞台袖から体育館のステージに踊りでた。そして体育館の中央には
「や〜っと出てきた。待ちくたびれちゃったよ」
「2人共おっそ〜い!」
白音ちゃんの予想通り、そこには
兵士
(
ポーン
)
の双子がいた。2人共大きなボストンバック背負ってるな。あの中に武器が入ってるのか?
「悪いな、作戦を考えてたんだよ」
「嘘です。イチャイチャしてました」
「って白音ちゃん!?」
なんでそんな相手を挑発するようなこと言うかな!? ほら向こうだて今ので明らかに不機嫌になってるじゃんか! 絶対怒ってるよ!
取り敢えず俺はいつ戦闘になってもいいように準備をする。まずは左手に
赤龍帝の籠手
(
ブーステッド・ギア
)
を出現させ倍化を始める。それと同時に左の腰に差していた氷輪丸を抜き放ち正眼に構える。隣を見れば白音ちゃんも拳を握ってファイティングポーズを取っていた。
「ふ〜ん、刀と素手……か」
「私たちの敵じゃなさそうだね、お姉ちゃん」
そう言うと2人はボストンバックに手を突っ込み……って!?
「チェ、チェーンソー!?」
おいおい武器にチェーンソーとか何考えてんだこの双子姉妹!?
ドルルルルンッ
そして2人はチェーンソーのエンジンをかけ、それぞれ大上段に構えた。あぶねーなおい!
「大丈夫ですか、お兄ちゃん?」
「ああ、大丈夫。俺だって必死に修行したんだ。こんなところでやられてたまるか!」
『Boost!!』
向こうがチェーンソーの準備をしてた間もこっちは着々と倍化してたしな! やれるはず!
「分かりました、無理しないでください。では……行きます!」
白音ちゃんの掛け声と同時に双子に向かってかけ出した。俺が右、白音ちゃんが左だ。一方双子の方もこっちと同時にかけ出した。
「「バ〜ラバラ! バ〜ラバラ!」」
ってだからお前らどんだけ物騒な性格してるんだよ! 掛け声おかしいだろ!
俺は振り下ろされてくるチェーンソーを横に飛んで避け、間合いを測る。でも向こうはお構いなしにチェーンソーをぶん回しながら突っ込んできた。俺は後退しつつ避けまくる! でもなんかおかしいな。いつもの剣道の立ち会いに比べて随分避けやすい……そうか! あのチェーンソ
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