第三話 田母神少佐!名前は気のせいだ!その三
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「凄いな」
「だからな」
「今度はか」
「ああ、優木まおみさんだよ」
この人の、というのだ。
「DVDだよ」
「よし、じゃあ悪田部さんにお願いするか」
「今度のボーナスはな」
こう煩悩全開で二人で話してだ、実際にだ。
悪田部の事務所で直々に言った、すると悪田部の返答はこうしたものだった。
「勝てればな」
「勝てばですか」
「優木まおみさんですね」
「それは別にいい」
その三白眼で二人を見つつ言う。
「勝利の際の現金でのボーナスもこれまで通りだ」
「よし、じゃあ勝ってきます」
「ちょちょいと」
「しかしだ」
ここでだ、悪田部は二人にこうも言った。
「あくまで勝てばの話だ」
「今度の相手にですね」
「日帝衆の」
「陸海と来た」
陸軍衆、そして海軍衆と続いてというのだ。
「その次はわかるな」
「空軍衆ですね」
「俺達の今度の相手は」
「そうだ、おそらく今度の相手はだ」
悪田部は自身の執務用の机に座ったままにこりともせず自分の前に立つ尚智と尚武に対して述べていく。横には静香が見事な脚を見せているタイトミニのスーツ姿でモデルの様に姿勢よく立って控えている。
「田母神少佐だ」
「あの、幾ら何でもその名前は」
「やばいですよ」
名前を聞いてだ、二人は悪田部にすぐに突っ込みを入れた。
「相当に」
「モロじゃないですか」
「安心しろ、ご本人ではない」
悪田部はその二人にこう返した。
「名前が同じだけだ」
「それで大丈夫ですか」
「とりあえずは」
「おそらくはな」
「何か不安ですね」
「モロですからね」
まだ言う二人だった。
「そもそも陸軍衆と海軍衆はですよね」
「あれですよね」
「そうだ、大幹部もだがな」
「旧帝国陸軍と帝国海軍の将官ですよね」
「その人達から名前を取ってるんですよね、作者が」
「その通りだ、しかし戦前の日本軍に空軍はなかった」
そのまま終戦を迎えて日本軍自体も解体されてしまった、戦後の日本に存在しているのは自衛隊である。
「しかし空軍も必要だ」
「現代戦ではですね」
「絶対に」
「それで作者も陸海があるのならって考えて」
「空軍もでしたね」
「それで空軍衆を考えた」
今明かされる衝撃の事実であった。
「それもないだろうということでな」
「まあ自衛隊も陸海に空ですからね」
「三軍編成は殆どの国で今や、ですしね」
「日帝衆もそれは当然ってことで」
「そうなったんですね」
「そして空軍衆のキャラクターの名前だが」
設定に関する登場人物からの説明は続く。読者の方々は今暫くの間お付き合い下さい。
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