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小さくとも
第四章
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た。
「あんな弱い連中に」
「変な兵器ばかりでな」
「しかもすぐに投降してきてな」
「ちょっと脅したら泣いて命乞いをする連中なのに」
「あの連中にやられたのか」
「しかもな」
 そのやられ方もだ、彼等にとっては情けないことだった。
「潜水艦から潜水艇、小さいのを出してか」
「工作員が機雷を艦艇につけてか」
「それで爆発させてか」
「戦艦二隻もやられたのか」
「タンカーもな」
「駆逐艦も」
 駆逐艦は巻き添えだがこちらも暫く使えなくなった。
「こっちが駆逐艦港に入れている間に入ってきて」
「それで仕掛けられたのか」
 出入港こそ艦艇にとって最も難しい、そして危険な行動だ。これは送り迎えをする港側にとっても同じだ。
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