第二章
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た。
「まあこんなこともあるか」
「ドイツの工作員じゃないこともな」
「まあな」
「イタリア軍とも戦ってるしな」
「イタリアの工作員も来るだろ」
「そりゃな」
彼等の拘束もあるだろうということで落ち着いた、それで尋問をしたが。
彼等は氏名と階級、それに認識番号しか答えなかった。戦艦ヴァリアントの中で尋問してもそうであった。
それでだ、ヴァリアントの艦長もその尋問の状況を聞いてこう言った。
「イタリア軍の人間にしては口が堅いな」
「ちょっと脅してみたんですが」
報告する士官が艦橋で艦長に報告する。
「やはり」
「識別番号とかしか答えないか」
「そうです」
「普通はここで喋るんだがな」
イタリア軍の人間なら、というのだ。
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