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小さくとも
第一章
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連合国の他の四国に足を引っ張られ続けていたからだ、それも意図的に。
「けれどイタリアにはな」
「普通に勝ってただろ」
「アフリカでも地中海でもな」
「シチリアでも」
「だからわしの話を聞け」
 老人はあくまで自分の言葉を否定する若者達に言い返した。
「わしは嘘は言わんわ」
「ぼけてないよな、じゃあ」
「イタリアとドイツの区別がつかない位に」
「パスタとソーセージの違いはわかるよな」
「ワインとビール位は」
「エールとビールも違うからな」
「だからわしはぼけてもおらんわ」
 老人はこのことも否定した。
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