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死人使い
第二章
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「そしてその老婆もだ」
「老婆もですね」
「倒せと」
「それでだ」
 そうしてもらいたいからこそ、というのだ。
「君達に仕事を依頼したのだ」
「その婆さんが只者ではないから」
「死人使いだからこそ」
「軍は通常の仕事は出来る」 
 戦争や災害救助、そうしたことはだ。
「しかし妖怪だの悪霊だのはな」
「軍の仕事ではない」
「そういうことですね」
「本来なら我が国の呪術師なりに頼むのだが」
 それが、というのだ。
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