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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
45 金銀〜I don't drop a little?girl in the first place.
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言えば昨日からずっと紫を見ている。どういうことかと言うと、俺達の相手をしていると言うことはアリスとは話をしていないということだ。多分アリスをこの幻想郷の何処かにスキマ送りしたっきりにしてアリスはどこに飛ばされたかわからないまま一人でいるんじゃないか?
「はぁ、しょうがない。アリスの所に行ってくるよ」
「知り合いだったのですか。良かった。これが家ごと幻想入りした場所の地図です」
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…………………………………
地図の示してある場所に向かって日傘を片手に一直線に飛行していく。エリー特製日焼け止めは全身に塗るのに時間が掛かるため塗ってない。
道中、これといった事はなくものの数分で目的の場所魔法の森上空に到着した。ちょっと妖精が邪魔だったが。
「ん?」
何だか焦げ臭い。まさか日に当たって皮膚が焼けてるんじゃないか?
視線を向けると―――木が燃えていた。
「おいおい!一白水星は流水を司る…ただの水鉄砲!」
俺は空中に浮いたまま火に水をかけた。
技名を即席で考える暇はなかった。ただの水鉄砲だし。水鉄砲といっても消防ホースから流れる勢いで流れ出て、みるみる火を消していく。本格的に火事にならなくてすんだ。
「ふぅ、なんだったんだ?」
鎮火した木の辺りを見ていると金髪が目に映った。一瞬アリスかと思ったが違った。別人だった。しかもその別人の幼女は妖怪に襲われていた。幼女はバッグから試験管らしき物を手当たり次第投げていた。
「きゃあぁぁ!あっち行って!えぃ、えぇい!!」
あの妖怪。紫が知ったら即幻想郷から消すだろうなぁと思いつつその妖怪に向かって魔法を放った。
「六白金星は天を司る…天誅!なんてね」
白金色のレーザーを妖怪に曝してやった。下級妖怪だったのか一瞬で消し炭になった。金髪幼女はレーザーの線を目で辿って俺の方を向いていた。
俺は金髪の幼女の目の前に降りて話し掛けた。
「大丈夫だった?」
「………で」
「で?」
「弟子にしてください!!」
「はあ、どうして俺の弟子になりたいの?」
金髪幼女は俺にしがみついたまま答えたが、日傘を持っている腕は揺らさないで欲しい。死活問題だ。
「師匠がカッコいい魔法使いだから!」
「OK嬢ちゃん、質問の仕方が悪かったね。何で魔法使いになりたいの?」
刹那、マロウの事が頭によぎった。俺は顔には出さないようにした。
「えー?なりたいからじゃダメ?」
動機としては不純だとは俺は思わなかった。かく言う俺も前世では魔法に憧れてたし、マロウだってそうだ。なりたいものが魔法使いで何が悪い?ただ、マロウの時はやり
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