刃物語 一話
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して、一番気に入っているのはここでは女性が少ない!!
ここを移住先にしてくれた親に感謝、仕事が出来たらお金を送ろうと思った
そんな事を考えていると、腕に違和感を感じる事に気付いた
まさか!ついにオレにも中二病が!?高校三年なのでとっくに過ぎてますハイ
そして違和感はすぐに消え去り気にせず学校へ向かった
目を伏せ、学校に向かう。女子が目に映らない様に
いつも通りだ、オレはいままでこうやって過ごしてきた
暗い印象を持たせ周りを引かせる、あまり良い気分ではないけど
真正面を向いて血圧が上がって倒れるよりははるかにマシだ
・・・・・本心ではしっかり前を向いて学園生活を楽しみたい
でも仕方ないんだ、好きな女子について語れない事や女子で一番かわいい娘
を考えるなんて男子高校生らしい事が出来なくたって
オレには刃物がある、危ないヤツに思われるかもしれないがこれがオレだ
ちなみに刃物で斬る趣味は無い、ただ眺める。宝石と一緒だ
刃物好きにも関わらず斬る感触は好きじゃない
さて、今日はどんな本を読もうかな。これでも読書家だ、一時期は趣味でパソコン小説を書いていたくらいだ
陰湿で暗いイメージを植えつけて敬遠させる、オレの青春はないに等しい
そう、こんなヤツに友達なんていない。いないハズだけど・・・・・・・
「おっはよう!神埼双君!!」
フルネームでしかも大声で話しかける友達らしきなにか
北島春一である
みんなの視線が痛い、いつも通りだけど・・・・・・・
「何だよ、フルネームで毎回あいさつしやがって・・・・」
みんなの視線が痛すぎるんだよ!正直今までコレに慣れてなかったら
速攻で教室をマッハで飛び出している
へっへんと笑みを浮かべるコイツは北島 春一
保育園からの知り合い程度だったが高校に入ったとたん友達になってしまった
「オイオイ、あいさつはあいさつで返す。基本だろ?」
「おはよう、北島。さっそくだけどフルネームイズビックボイスでグッドモーニングはやめてくれ、お前はみんなの視線を見たことが無いんですか!」
「おお!リアクションがアクティブになってんじゃねえか!さすがオレ!」
なんなんだ・・・・毎回オレにつっかかってきて、他にもよさそうな人いるじゃねえかよ
危うく女子を見てしまうところだった、つーか何でここの女子の制服のスカートの丈は短いんだ!?なに?オレへの嫌がらせ?
恥らえよ!乙女なら!男の夢をぶち壊すなよ!そして男子のお前らも鼻の下伸ばしてんじゃねえ!!情けなく思わないのか!!
くっ・・・・・・一瞬の光景にツッコミを入れてしまった
一瞬だけだったから心臓が高ぶるだけだ、問題ない
「どーした?双、やっぱ女子はサイコーだよな」
だがオレは違う
「ねーよ」
刃
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