第六十八話 Sigma Virus Maze-Cyber Maze Core-
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
シグマ「ほう…まだ動けるか……我がウィルスを受けて…そうでなくては面白くない」
ルイン「(ルナから貰ったウィルスバリアがなかったらとっくにやられてた…)」
ウィルスダメージを半減させるウィルスバリアのおかげでエックスとルインのウィルスダメージは微々たるものだ。
ゼロ「(奴は攻撃力こそ凄まじいが奴自体は動けない、なら…)」
エックス達がシグマに対してそれぞれ武器を構えた。
エックス「行くぞ!!」
バスターブレードを構え、ゼロと共に弱点を狙う。
だが…。
ブレードとセイバーが空を切る。
ゼロ「消えた…!!?」
シグマはボディをプログラム化することで攻撃をかわした。
ルイン「そんな…これじゃあ攻撃が出来ない!!」
シグマ「終わりだ!!」
エックス達の周囲にシグマの邪悪な思念が具現化する如く紫色の立方体が現れ、彼らに向かって襲い掛かってくる。
エックスは咄嗟にガイアアーマーに切り換え、前に出た。
防御フィールドを展開し、両腕を交差させたが…。
バガアッ!!
粉々に粉砕される特殊合金の鎧。
途轍もない威力を全身に浴び錐揉み状態にエックスは硬い床面に強かに叩き付けられる。
エックス「ば、馬鹿な…ガイアアーマーまで…」
もし…この時、ガイアアーマーへの換装が遅れていたらと思うと背筋が凍る。
エックスはファルコンアーマーの翼とガイアアーマーの盾を失う。
ゼロとルインも粉々となったガイアアーマーを見遣り、その威力に戦慄した。
砕け散ったガイアアーマーを捨て、アルティメットアーマーを再び身に纏うエックス。
エックス「(何としてもまたあれが放たれる前にケリをつけなければ…)」
ルイン「くっ…ダブルチャージウェーブ!!」
弱点に向けて繰り出される連続攻撃。
しかし再びプログラム化され、回避された。
シグマ「甘いわ!!」
拳がルインに炸裂し、吹き飛ぶ。
ルイン「くっ!!」
両腕を交差させて防御するが、あまりの破壊力に防御したにも関わらず両腕が粉砕された。
シグマは両手を天に昇らせ、激しい電流を放った。
エックス、ゼロ、ルインは電流をまともに浴び、地に伏した。
ルイン「う…ううっ…」
エックス「ぐ…っ…」
電流を浴びたことで身体が麻痺し、まともに動けない。
ゼロ「エックス…ルイン…」
苦しみ、悶える友を前に自分は何も出来なかった。
腕は震え、身体はまるで言うことを聞かない。
自分の電子頭脳と身体が切り離されてしまった感覚すら覚える。
ゼロ「(こいつらをこんな所で死なせる訳には…俺の命を捨ててでもいい…こいつらだけは……)」
その時だった。
鼓動が高まり、力が漲ってきた。
ゼロ「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ