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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第三章
二十話 それぞれの練習へ
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い物になると予想されるのだが……
「特訓ってどんなのかな!?」
「たのしみだねー!」
「ノーヴェ師匠、凄くきっちり考えてくれてるって」
「「おぉ〜!!」」
と、このように、全く恐れを知らない……と言うか寧ろ大いに期待に目を輝かせていたりする。全く、若いと言う力は凄まじい物である。
まぁ、前にも言った気がするが、この子達の場合は“若い”通りこして“幼い”が正解だが……いずれにせよ、このエネルギッシュな部分は、彼女達の多くの美点の一つだろう。
「それじゃ、私先に教会行ってるねー!」
「うん!私達もすぐ行くから〜!」
言いながら手を振り、リオとコロナはヴィヴィオとは逆方向に歩き始めた。と言うのも、リオとコロナは教会に行く前に少々別の用事があるのである。
「アインハルトさんのデバイス、どんな風なんだろうねー?」
「うーん」
歩きだしながら、二人はそんな話題に耽って居た。指輪型や、ブレスレット型等、少女達の空想の中で、それらのデバイスを装備しているアインハルトの姿が思い浮かび、想像と談笑をしながら彼女達は歩きなれた道を行く。
さて、此処で作者からちょっとした注意である。
歩きなれた道を歩くと言うのは存外、別段考えることをしなくても自然と出来てしまう物だ。だからこそ、考え事や談笑をするのに、通学路等は結構向いている物である。が、忘れてはいけないのは、その道のりに居るのは決して自分達だけでは無いと言う事だ。
余り意識をしないまま歩いていたりすると、人や、電信柱、その他障害物にぶつかってしまったり、悪い時は赤信号に気がつかなかったりしてしまう事もある。なので例え慣れた道であっても、安全には常に注意を払わなければいけない。徒歩で有る場合、一番痛い想いをするのは、自分であることが多いのである。
さて、コロナやリオの場合もまた、今回は少し談笑に夢中になりすぎてしまったようだ。
「ふみゅっ!?」
不意にコロナが妙な声を上げ、視界が真っ白になった。どうやら、誰かに正面からぶつかってしまったようだ。顔を上げると、其処にはいかにも不良です、と言った風防の上級生が三人立っていた。
「「「あぁ?」」」
三人とも同じ学校の制服なのだが、明らかに素行の悪そうな服装をしている。先ず三人ともスカート丈が異常に長い。にも拘わらずセーラー服の上半身を明らかに校則違反だろう改造を施していて、腹部の丈が非常に短く、臍が丸見えだ。恐らくは布ごと切ったのだろう。
加えて三人は、其々荒っぽく伸ばした黒紫の髪に、茶髪に赤みがかったサングラス。金髪にマスクと多様な、けれど全員がなんとも粗暴そうな容姿をしていて、非常に威圧感があった。
これは所謂、スケバン?と言う奴なのだろうか?はて?あの人種は大分前に絶滅したと聞いていたのだが……其れに、何故彼女達の制服
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