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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン12 泥水と永久電力
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ンスを通常召喚」

 清明 LP4000→2500
 超古深海王シーラカンス 攻2800 ☆7→4

「そしてシーラカンスの効果、魚介王の咆哮!手札1枚を捨てて、デッキからレベル4以下の魚族を出せるだけ特殊召喚する!さあみんな、今日も僕を勝たせるんだよ?」

 竜宮の白タウナギ 守1200
 シャクトパス 守800
 オイスターマイスター 守200
 軍隊ピラニア 守200

「くっ、外したか」

 シーラカンスからの大量展開を止められなかったことに軽く頭を抱えそうになる三沢。それも無理はない、シーラカンスは自身が効果の対象になったときに魚族をリリースすることでその発動と効果を無効にして破壊できる効果耐性を持っているのだ。つまり、対象をとる効果である次元幽閉はシーラカンスを除外できないうえに攻撃も止められないと、使う理由がほぼなくなってしまったのだ。

「ふふ、その伏せカードはなんだったかな?光の力なんかに頼ろうとするからそういうことになるんだよ、三沢。もっとも、今更後悔しても遅いけどね。シーラカンスでマスマティシャンに攻撃、マリン・ポロロッカ!」

 超古深海王シーラカンス 攻2800→マスマティシャン 攻1500(破壊)
 三沢 LP4000→2700

 闇のゲームということを聞いた時点からある程度の覚悟はしていたが、それでもやはり慣れることのない痛みが三沢を襲う。とはいえ、本人も病院送りにする気はないと言っていただけあって、前に三幻魔の1体、神炎皇ウリアと戦った時のような意識が吹き飛ぶほどの痛みではない。ちなみにその後三沢の手に渡ったウリアのカードは、彼が光の結社に入ったときに斎王のもとへ渡っている。今は光の結社の中心部で分厚い金庫の中に封印されているはずだ。

「マスマティシャンが戦闘破壊されたことで、俺はデッキからカードを1枚ドローする」
「はいはい、どうぞー。それじゃあ、本番行ってみようか。このデッキのキーカード、永続魔法エクトプラズマーを発動!」
「何!?エクトプラズマーだと!?」

 これまでの犠牲者たちからは、これを使ったという話は一切聞いていない。それがキーカードということは、これまでの相手にはそれを使うまでもなかったということだろうか。

「清明、お前………本当に変わったんだな。以前のお前はどんな相手にも決して手を抜かずに全力で戦うデュエリストだったはずだ」
「あー、そんな時期もあったねえ。でも、僕は今すんごい強いのさ。雑魚にいちいち本気出すまでもないんだよ。舐めプ(これ)、最初とある人にやられた時はすんごい腹立ったんだけどさ。いざやってみるとすんごい楽しいもんだねえ!あはハハハ!」

 ぬけぬけと言い放つ清明。その眼は明らかにおかしな光を宿していて………と言えば少しは
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