第三十五話
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してただけだよ!」
3人で、口喧嘩を始めた。どうしようか考えていると、部下から通信が入った。
「シーマ様。不動の若様が出撃なさるそうです」
「なに?悠斗がもう出るのかい?」
「はい。反対側でガトー少佐がハイヴを攻略したので、出撃なさるとの事です」
「分かった。私らは、現状維持の間まで行くよ!」
「分かりました!失礼します」
部下との通信が切れる。3人はまだ喧嘩していた。
「3人共!いい加減におし!!」
私の怒鳴り声が響く。口喧嘩していた3人は、ピタリと静かになる。
周りの部下達は一瞬動きが止まるが、すぐに元に戻り警戒に当たる。
「全く。悠斗が出撃するそうだよ。あんた達は、本来なら不動准将の出撃するハイヴに居なきゃならないんだが、仕方ないから私らの管轄で戦闘を続行しな」
コクコクと頷く3人。驚きが強かったのか、未だに声が出ていない。
「まあ、悠斗には私から言っとくから安心して、戦闘に励むんだよ。分かったね!」
「「「はい!シーマ中佐!」」」
元気な返事をする3人。そのまま、門確保の任務を継続するのだった。
シーマsideout
リョーコside
オレらは今シーマ中佐の部隊の戦闘空域で、門確保の任務に当たっている。
「リョーコちゃん。さっきのシーマ中佐怖かったね」
「ああ。そうだな」
キレたシーマ中佐は、本当に恐ろしかった。ああ言う人は、怒らせたらいけないと肌で感じるはめになった。
「でも、漫画のネタには使えそうだよ!」
ヒカルは、どうやら余り懲りていないようだ。
「止めとけ。また怒られるぞ」
「ブー!リョーコちゃんの意地悪」
「意地悪で結構。シーマ中佐に怒られるよりは、ましだよ」
そんな事を話ながら、周囲警戒を続けると、ゴゴゴゴと音がした。
「ヒカル、イズミ、どうやら来るぞ」
「うん。そうだね」
「来た」
ゴゴゴゴーーーンンと言う音と共に、BETA群が地表に出現した。
「行くぜ!」
「行くよ!」
「行く」
オレらは、フォーメーションを組んでBETA達に、突撃して行った。
リョーコsideout
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