第三十五話
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していると、私らの上空を3機のザクUF2型が通り過ぎた。
「オシ!いっちょ派手に殺るか!」
「リョーコちゃんは元気だな」
「まあ、卑猥なことで」
3機のザクUF2型のパイロット達の、会話が聞こえる。奴らオープンチャンネルだって事に、気づいていないのかい?
「お前ら!真面目にやれ!」
「そいじゃ殺るよ!」
「優しくしてね(ポッ)」
1機のザクUF2型が、後ろに下がる。残った2機がマシンガンを放ちなBETAを撃破しながら、要塞級に突撃していく。
「お前ら真面目にやれぇぇぇぇぇ!」
2機のザクUF2型が周りの、要塞級をマシンガンで蜂の巣にして、最初に下がった隊長機のザクUF2型が、スパイクシールドで要塞級の頭をぶん殴る。要塞級から大量の体液が噴出する。隊長機は、それを被る前に後方噴射して距離をとった。周囲を確認して見ると、大部分のBETAが撃破されていたが、少数大型種がまだ残っていた。そちらにロックオンすると、大型メガ粒子砲が上から飛んできて、残っていた大型種を飲み込み、消滅させていた。
「ハッハハハ!ビグ・ザムが量産されたあかつきには、BETAなどあっという間に叩いて見せるわ!」
オープンチャンネルで、うるさい位バカ笑いするパイロットの声が聞こえる。
(何で、私の部下は馬鹿ばかりなんだろう?)
私は、レーダーで周囲の安全を確認した後、先程のザクUF2型のパイロットに、通信を入れた。
「そこのザク。所属はどこだい?」
「え?オレらの事ですか?」
「他に誰が居るってのさ?あんた達の事だよ」
隊長機のザクのパイロットから、通信が返って来る。通信画面に緑色の髪の毛の女が映しだされた。
「あの?貴女は何方ですか?」
今度は、ニコニコ笑うメガネの女も映しだされた。
「私かい?第4師団所属シーマ海兵隊隊長シーマ・ガラハウ中佐さ」
「え!シーマ・ガラハウ中佐!し、失礼しました!お、オレは、第4師団サダラーン所属、スバル・リョーコ中尉であります!先程は、失礼しました!」
慌てながら自己紹介するスバル中尉。
「し、失礼しました。同じくアマノ・ヒカル少尉と」
「マキ・イズミ少尉であります」
片目を髪の毛で隠した、雰囲気の位女が映しだされた。全員が揃って敬礼する。私は返礼して、話をする。
「それで、何であんた達は此処にいるんだい?サダラーン所属なら、此方は作戦空域じゃないはずだろう?」
「いや、それが、その、」
歯切れの悪い返事をする、スバル中尉。二人の少尉はクスクスと笑っている。
「だって、シーマ中佐。スバルちゃんは、作戦空域を間違えちゃったんですよ」
「猪突猛進。猪だね」
「うるせーー!勘違い
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