12話:グリーンのポケモン達
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知ってた。R団なら平気でそんな事するだろうと思ってた。
一昔前の俺もゲームなら同じことしていたかも知れないから強くは言えないけどな。でも、この世界にきて、こいつらポケモン達と出会って生きているんだと実感した時には、でんきタイプ縛りでプレイでよかったと思える。
縛りルールがなかったら、いろんなタイプのポケモンを集めて厳選してパーティー組んで、パーティーから外れたポケモンたちはボックスの中で放置していたかもしれない。
でも、こいつらロケット団はそれが現実世界でもやってのける、そういう集まりなんだ。
だからR団はビッチ諸共殲滅しなきゃならないんだ。
「坊や、怒っちゃいやん。ピジョット、【ブレイブバード】よ!!」
……おいおい。それは初代のゲームワザじゃないだろうが。
「避けろ2匹とも!!」
「ギャン!?(流石にレベル違いすぎ、ムリ)」
「ゴバババババババァアアアアア!??(俺だけまともにくらった!??)」
「ピカさん!??」
サンダースは直撃コースを外したから耐えたものの、ピカさんはモロにくらってツーバウンドぐらい後方に吹き飛んでは海に放りだされた。
なんとか、モンスターボールで回収できたから一命は取り留めだが、俺の反応が遅れたら危なかったな……
「うふふっ、どう? レベルの差に驚いたでしょ? 絶望したかしら??」
「……まぁな」
そもそもピジョットが【ブレイブバード】覚えるのか知らないが、あの威力を垣間見てどれだけピジョットが強いのかレベルが計れる。
でも、幸いに相手は鳥だ。【ひこうタイプ】は【でんきタイプ】に弱い。レベルの差があっても改造ポケな相棒なら倒せないこともない鳥のはずだ。
「サンダース、【10まんボルト】で反撃だ!」
「ギャウ!」
ピジョットは自身のワザの反動でダメージを負い、【10まんボルト】でそれなりにダメージを与えられた。
俺の相棒の一撃を食らって戦闘不能にならなかったことがやはりレベルが高い証拠なのだろうけど、それでもダメージは負った。
確2といったところか、ゲームなら。
なんとかなりそうだ。
でも、次の敵の攻撃を耐えられるかわからない。
さっきは直撃じゃなかったら耐えられたものの、あのタフなピカさんがゴバババァと叫んだ時点でヤバい威力なのは理解できた。
回避行動しても避けきれるかどうか疑わしいほどにワザ速度はかなりのもんだ。
なら、残された選択肢は……
「うふっ、次で仕留めてやるわよ坊や♪」
「……上等だよ、俺もとっておきを見せてやる」
「あら、それは何かしら楽しみね、返り討ちにしてやるわ♪」
だったら望みどおりに……
「
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