第三十二話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
た。私は少し驚いたが、これが何なのかは直ぐに分かった。
月に有る全てのハイヴマップと、赤く動く光点がBETAの物です有ることを。不動准将に、何故こんな物があるのか聞いてみたが、彼も分からない様だ。何故か頭を撫でてもらいました。不動准将の大きな手は温かったくて、優しかったです。私が撫でられている間、シーマ中佐とイルマ中尉が、羨ましそうに見てました。やはり、不動准将は不思議な方です。これだけの、好意の視線を受けているのに全く気づかない辺りは、有る意味アキト並みに鈍いです。
イルマ中尉に勧めてられて、ソファーに移動して、コーヒー頂く事になりました。不動准将の後ろを歩きます。
「早く気づいてくださいね(ボソ)」
周りに聞こえないように、こっそりと呟きました。アキトとユリカは、二人とも結婚して幸せそうでした。あの時、私の淡い恋は終わりました。だから、二度目の恋は諦めません。だって、彼の隣は空いてますから。
ソファー着いて、不動准将の隣に座りコーヒーを頂くのだった。
ルリsideout
イルマside
不動准将がホシノ少佐の頭を撫でているのを見たときは、正直微笑ましかった。
不動准将は子供好きだ。彼と結婚して子供が出来たら、きっと可愛がるだろう。四人でソファーに座りコーヒーを飲みながら、頭の中で未来図を描くのだった。
イルマsideout
シーマside
四人でソファーに腰掛けて、コーヒーを飲みながら談笑していた。私の正面に悠斗が座り、悠斗の隣にルリ。私の隣にはイルマが座っていた。
横目でイルマを見ると、違う世界に旅立っていた。恐らく妄想でも、しているのだろう。悠斗に視線を戻すと、何時の間にかルリが膝の上に座っていた。
「ホシノ少佐?何で悠斗の膝の上に座っているんだ?」
「なんとなく落ち着くからです」
まあ、見た目父親に甘えている子供にしか、見えない。
「まあ、いいさ」
こんな小娘位居たって、私の恋のライバルにはならない。
「そういえば、不動准将ってどんな人が好み何ですか?」
いきなりルリが爆弾を投下してきた。妄想の世界に旅立っていたイルマが、一瞬で帰ってきた。全員の視線が悠斗に集中する。
「そうだな。好きになった人が好みなんだろうな」
ルリの頭を撫でながら、答える。ほんのりとルリの頬が紅く染まっている。
「そうなんですか。分かりました」
ルリが何かを考えている様だ。私も悠斗を振り向かせる為に、もっと頑張る必要があるね。そんな事を考えながら、コーヒーを飲むのであった。
シーマsideout
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ