第三十話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
Uが4000機。エンドラ級が3200隻。ムサカ級が1600隻。レウルーラ級4隻。ドロス級が4隻。ザンジバル級が1隻。サダラーンが1隻。有りました。その他に、後から大量の戦力を増産しましたから、今言った戦力以上の戦力が宇宙にあります」
流石にハマーン事務総長も驚いたらしく、眉をピクリと動かした。
「そうか。なら、切り札も有るようだな?」
「ええ。ソーラーシステムを投入します。更に、ドズル閣下の最後の機体も投入します」
「フフフ。そうか、分かった。なら、存分にやってこい。なに、五月蝿い諸外国は黙らせておいてやるさ」
「申し訳ありませんハマーン事務総長。そちらの方は、お任せします」
「なに。結果を出せばそれで良いさ」
「ありがとうございます。では、失礼します」
俺は笑顔でハマーン事務総長に、感謝の言葉を言う。
「そうか。ならば、頑張ってくれたまえ」
何故か最後に顔をほんのり紅くなったハマーン事務総長。通信が切れて中央モニターが真っ暗になった。俺はシーマ中佐に向かい会う。
「リリー・マルレーンの出港準備の状況は?」
「明日の明朝には完了するよ」
イルマ中尉が休暇で、家族の元に帰っているが戻って来るのが、明日の朝だから昼にソロモンに向かえば良いか。既にデラーズ中将なんかは、ソロモンに到着して準備を進めているから焦る必要は無い。
「なら、明日の昼にソロモンに向けて出発する」
「分かった。その様に伝えとくよ」
シーマ中佐は、そのままオペレーター達に命令して、出発時間の通達を行った。その後ろ姿を見つつ、腕時計を見ると時間は、夜の八時を回った所だった。指示を出し終わったシーマ中佐に、お酒を飲まないか誘ったら、二つ返事でOKが出たので、そのままお酒を飲みに行くのだった。
因みに、何故か誘ったらシーマ中佐が凄く嬉しそうだった。きっとお酒が飲みたかったのだろうな。そんなことを考えながら、中央司令部を出るのだった。
悠斗sideout
シーマside
ハマーン事務総長との会談が終わり、明日の出発準備の打ち合わせを悠斗として、オペレーター達に指示を出し終わって悠斗の側に行ったら、飲みに行くのに誘われた。
私は、二つ返事でOKを出して悠斗と共にバーに向かっている。
「フフフ。久しぶりに悠斗と酒が飲めるなんてね」
「そう言えばそうだな」
「今夜は楽しい酒が飲めるね!」
「余りハメを外すなよ?二日酔いなんて、部下に示しがつかないからな」
悠斗が苦笑いする。私だってそれくらい気をつけるさ。ちょっと悠斗を困らせてやろうと、空いている悠斗の左腕に右腕を絡ませて抱きつく。ついでに胸も当たるようにする。大抵の男は此で狼狽する。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ