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MUVLUVにチート転生者あらわる!?
第三十話
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長。その綺麗な顔立ちもあって、見惚れてしまいそうになる。

「ツゥ!」

いきなり俺の体に痛みがはしる。隣を見るとシーマ中佐が笑顔で俺を見ていた。よく見ると、足を踏まれていた。

「?どうした?」

「いえ!何でもありません。しかし、ハマーン事務総長が言うほど、派手に動いてはいませんよ?」

精々、死者を減らすようにしたくらいだ。
ハアと、ハマーン事務総長がため息をついた。

「全く気づいていないのか?先の帝国本土防衛戦では、京都陥落までの間に民間人の死者が0名なんだぞ。普通、民間人がいる場合の撤退戦及び防衛戦は、非常に難しいものだ。民間人を守りながら戦う場合、実行できる作戦等が大幅に制限されるんだぞ?!そんな状況下で戦闘をしつつ民間人の脱出を同時に行い、尚且つ死者を出さない様に戦うのは、不可能なんだぞ!なのに貴様は、それをいとも簡単に成し遂げたのだぞ。それに、横浜ハイブ建設の際に生身でBETAを倒していたではないか。それだけやっておいて、派手に暴れていないと言うのか?」

ハマーン事務総長の言う通り、普通に考えてみたら出来ないだろうな。まあ、MSの性能と戦術機の性能は天と地の差があるからな。それに、民間人を死なせない様にしたのは、日本帝国の国力を低下させない為なんだけどな。まあ、軍事物質工場の集中していた東海から関西地方が壊滅したのは、帝国政府からしたら痛いだろうが、メビウスの傘下企業の4社が東関東から東北にかけて、大工業地帯を作ったからその分のカバーはしてあるし、青函トンネルを帝国政府に許可を貰って現在掘っているから、直に北海道に往き来が出来るようになる。そうすれば、青函連絡船は不要になる。より、人と物の流通が良くなるからな。

「まあ、派手かどうかは良いとして、帝国に力が残るのは良いことです。それより、例の作戦プランは読んで頂けましたか?」

ハマーン事務総長が、真剣な表情に変わる。

「ああ、読んだぞ。しかし、本当に行うのか?」

「はい。各国が横浜ハイブに注目が集中していますから、今なら出来ると判断しました」

ハマーン事務総長が、右側に置かれていた書類を手に取った。書類を目に通すと、ふぅとため息をして俺を見た。

「まさか、チェンバロ作戦を月に対して行うのか。そして、作戦決行日が1999年1月3日か」

「ええ。かつての連邦軍の作戦名を借りて、一年戦争の開戦日に作戦を敢行します」

まさに、皮肉だな。ジオン独立戦争の開戦日に合わせて、連邦の作戦名で作戦を開始するのだからな。まあ、この世界に連邦もジオンもないからな。ただ、分かりやすくするためにした作戦名だからな。

「戦力は大丈夫なのか?」

「はい。全部調べた結果、ザクU改が24000機。リック・ドムが8000機。リック・ドム
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