第二十九話
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ことに繋がるでしょう」
海軍の将軍がそういい放つ。皆同じことを考えていたのか、反論が一切出てこないかと思われた。
「あり得ん!たかが一個人が国家を凌駕するなど!我らがアメリカ合衆国が、戦わずして敗北を喫するなど断じてあり得ん!」
陸軍将軍が立ち上がり、怒鳴り声で海軍将軍が言った事を否定した。
「では聞くが、もしメビウスと敵対して戦闘になった場合、どうやって勝つつもりかね?」
「簡単だ!G弾だ!G弾を使えば、例えメビウスのMSと言えどその威力の前に、ひれ伏すだろう!」
空軍将軍の問いに陸軍将軍は、我がアメリカ合衆国の新型爆弾G弾の使用を提案してきたのだ。
確かにG弾の威力を見せれば、世界各国がアメリカを支持するだろう。それに、第4計画やメビウスにも良い牽制になるだろう。ならば、丁度良い機会が有るではないか。
「よし!君達の意見は分かった。ならば、世界に見せつけてやるのだ!我らが作り上げたG弾の威力をな!丁度第4計画の連中が、横浜ハイブを攻略しようとしている!ならば、その時にG弾の威力を世界中に見せつけるのだ!」
「は!了解しました!」
G弾神話を信じているアメリカ合衆国の連中は、横浜ハイブ攻略作戦のにどのくらいの戦力を投入するか、話し合いをするのであった。
アメリカsideout
欧州連合side
とある一室に、欧州連合に参加している国々の代表者達が集まり会議を行っていた。
出席した代表達は皆、モニターに映しだされる映像に見いっていた。
やがて映像が終わり、画面が真っ暗になり部屋に静寂が訪れた。
「・・・・・」
誰も口を開こうとしない。いや、開けずにいた。たった今見た映像があまりにも衝撃的だったのだ。
「ふう。空気が重いではないか。そう思わないかね?諸君?」
イギリス代表の何気ない問いかけに、各国の代表達は重い口を開く。
「そうですな、イギリス代表。しかし、あの映像を見た後では仕方ないのでは?」
「確かに、イタリア代表の言う通りだ。些か衝撃的な映でしたな。まさか、メビウス所属の不動准将が生身でBETAを殺しているのを見たときは、流石に冗談かと思ったよ」
「そうですな。フランス代表の言う通りですな。不動准将の武勇は、まさに人外でしたからな。それも衝撃的でしたが、我が西ドイツとしては、MSの性能の方が素晴らしいと思いましたな」
不動准将の生身でBETAを倒す姿は、欧州連合内では武勇伝として扱われ、この場の話のメインはMSに移行して行った。
「そうですな。西ドイツ代表の言う通り、MSの性能は疑います用のない戦果でしたな」
「確かに、イギリス代表の言う通り、MSの連携は戦術機の非ではありませんでしたな」
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