第二十八話
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「流派!東方不敗派、最終奥義!!」」
「「石破、天、驚、拳ェェェェン!!」」
拳の形をした気弾がBETAを飲み込み殺す。
気弾が通った後にはBETAの死体すら残らなかった。
「大丈夫か?」
近くにいた軍人に声をかける。男は酷く驚いた表情をしたが、直ぐに元の固い表情に戻った。
「今のはあんた達が?」
「そうだ、軍曹」
「あんたらは一体何者なんだ?BETAを光が飲み込んだかと思ったら、いつの間にか消えてるし。一体何をしたんだ?」
軍曹が聞いて来る。周りの兵士達も睨みながら俺と師匠を見る。正直睨らまれるだけウザイので、さっさと名前と所属部隊を名乗ったら、全員の態度が一変したよ。全員敬礼するし、軍曹は顔を真っ青にして若干震えていたし。まあ、処分なしって言ったらホッとしてたよ。
部隊を撤退させる様に指示を出して帝国軍兵士達を逃がす。先程のBETAの大群が来たことから、今まで防衛していた場所より先に民間人は居ないと判断した。最初は拒否を示したが、到着したメビウスのHQに連絡をさせて確認を取ったら、案の定人間の反応がなかったので、渋々後退していきました。
俺と師匠は、現在殿をしているよ。
「でりゃゃゃ!!」
拳を握り右ストレートを兵士級の頭にぶちこむ。兵士級の頭が、パーンと弾けて、血と肉片が辺りに飛び散る。
「ハアァァァ!」
師匠が手拭いを使い、マスタークロスを放つ。
戦車級の体が真っ二つになり、斬れた断面がら血が吹き出す。
「師匠!無事でですか?」
「うむ。ワシは問題ない。しかし、BETAの数わ減らんな」
「そうですね。そろそろ引き際だと思います」
左腕を振り抜いて、真空刃を発生させる。真空刃は真っ直ぐ飛んで行き、BETAの集団を真っ二つにす。体を真っ二つにされたBETAが、血を吹き出しながら、絶命する。しかし、直ぐに新しいBETA達がやって来る。
「悠斗よ構えよ!奥義を放った後、脱出するぞ!」
「わかりました!」
俺と師匠は横に並び構える。
「「行くぞ!流派!東方不敗流!奥義!石、破、天、驚、拳ェェェェン!!」」
拳の形をした光の塊が、BETAに当たり大爆発を起こす。
「今だ!引くぞ悠斗よ!」
「はい!師匠!」
煙が晴れる前に、俺と師匠は戦場を離脱した。
俺達が脱出に成功した後、日本政府は大変だった。衛星偵察により、世界で22番目のハイブが建設されたことが、確認された。帝国軍は多摩川を挟んで24時間体制で間引き作戦を展開する事になったのだ。
また、香月博士がH22横浜ハイブの攻略を提案して、帝国政府と一致するなど、世界は激動の様相を見せるのであった。因みに、俺と師匠の生身でBETAとの戦闘映像が、近くで戦闘していた
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