第二十八話
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
群に対して、帝国軍が応戦しています。しかし、BETAの進行を防ぐ事が出来ないもようです」
「そうですか、仕方ありませんね。MS部隊を発進させてください。帝国軍が防衛ラインの引き直しができるまで、時間稼ぎをするように」
「あいよ!シーマ海兵隊が、先陣を行かせてもらうよ!」
「よろしくお願いいたします」
シーマ中佐がブリッジを出ていった。
「クソ!俺は、見ているしかできんのか?」
拳を握り、パチンと両手を当てる。自分の機体が出撃出撃できないため、苛立ちを隠せないでいた。
「悠斗よ!何をボサッとしておる!出撃の支度をせんか!」
「し、師匠!出撃したいのは山々ですが、愛機のグフ・カスタムが出撃出来ない以上、俺は出撃できませんから」
「この馬鹿弟子が!」
「ぐは!」
マスターアジア師匠の、右フックが俺の頬に当たり、地面にぶっ飛ばされた。
「真の武道家たるもの、MSが無くとも、己が体で戦えるわ!そんなことすら忘れたか!」
師匠が拳を握り俺に渇を入れる。
(そうだった!そんな初歩すら忘れていたなんてな。やはり、師匠を越えるにはまだまだ修行が足りないな)
俺は立ち上がり師匠と視線を合わせる。本気の殺気を師匠にぶつける。師匠はフッと笑う。
「うむ。漸く目が覚めたようじゃな。ならば、行くぞ悠斗よ」
「はい師匠!行きましょう。ホシノ少佐、後は任せる」
「分かりました。指揮はお任せください」
「不動准将。御武運を」
ホシノ少佐とイルマ中尉が敬礼する。
「では、行ってくる」
二人に返礼をして、師匠と共にブリッジを出て上部甲板に出る。
「悠斗よ。準備はよいな?」
「はい師匠!何時でも行けます!」
「ならば行くぞ!」
「はい!!」
俺と師匠は空を飛び、一路横浜へと向かうのだった。
悠斗sideout
ホシノsid
不動准将が、マスターアジアさんと共に生身で、戦場に向かって行きました。私は、不動准将の代わりに部隊の指揮を取っています。
「MSの発進準備は済みましたか?」
部下のオペレーターに尋ねる。一刻も早く戦場に到達して、不動准将の援護をしなくてはなりません。
「はい。シーマ中佐率い海兵隊は準備完了しています。また、シン・マツナガ少佐、ジョニー・ライデン少佐の部隊も出撃できます」
「分かりました。機関出力最大。全速力で戦場に急行します。目標地点は横浜」
「了解しました!機関出力最大!全速力にて横浜に進行!」
操舵長が復唱して、舵を取り進路を変更する。
「副長大変です!!」
「何事ですか?」
戦場では、刻一刻と情勢が変わります。オペ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ