第二十八話
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事ですか?」
「伊豆半島に南下していた、BETA群の活躍が停滞しました!」
「何?どう言う事だ?」
「分かりません。しかし、BETA群の進行が停滞したのは、事実です」
やはり、正史道理になったか。ならは、近い内にBETA群の分隊が横浜を制圧するだろう。しかし、此処で黙って動かないのは、俺らしくない。白銀武と鏡純夏は助ける事が出来ないが、他の民間人は助けられる。ならば、一刻も早く民間人を助けに行かなければ、ならないな。
「ホシノ少佐。バターン号ともう一隻が全速力で進軍したら、横浜までどのくらいの時間がかかる?」
「そうですね。現在通常速度で移動していますが、その速度で移動して千葉県と東京都の県境付近ですので、全速力で進軍すれば、10分以内に着きます」
ホシノ少佐の意見を元に、量腕を組んで考える。部隊の進軍速度は、常識を無視するほどの早さで進軍している。普通の軍隊では、まず不可能な早さだ。寧ろ、仙台から横浜迄を僅かな時間で行けるなら、新幹線を遥かに凌駕しているぞ!
しかし、一刻も早く民間人救出に当たりたい。
やはり、グフ・カスタムで出撃した方が早く到着できる事に気がついた!
「ホシノ少佐。グフ・カスタムは出撃可能か?」
「なんだ悠斗よ、一人で先行するつもりか?」「ええ。民間人の避難誘導に当たろうと思いまして」
実際、マッハ10ぐらい余裕で出せる位改造しているから、そっちで行った方が早いと思ったんだ。
「残念ながら、不動准将の機体は出撃不可能です」
「なんだと?!どうしてだ?!」
「現在改造中の為ですよ。朝、香月博士に会いに行く前に、整備班の方々に改造を頼んでいたじゃないですか。書類も有りますよ」
「そうだった!やってしまった〜」
額に手を当ててため息をする。朝改造を頼んでいた事を忘れていた。
「悠斗。やってしまったね」
「不動准将。忘れていたのですね」
シーマ中佐とイルマ中尉に「ドンマイ(です)」と、肩に手をおかれ優しく叩かれる。正直その優しさが痛いです。
「まあ、悠斗のミスは置いと「た、大変です!」次はなにがあったんだい!?」
シーマ中佐が話をしようとしたタイミングで、オペレーターが声をあげた。
「伊豆半島で進行を停止していた、BETA群が別れて2軍団になり、離れた分隊が再び帝都に向けて進行を開始しました!」
「「「なんだって!(じゃと)」」」
シーマ中佐、イルマ中尉、マスターアジア師匠が驚く。俺は声にこそ出さなかったが、内心かなり驚いている。ホシノ少佐は眉がピクリと動いただけだった。
「落ち着いてください。それで、帝国軍の対応は?」
「は、はい!現在2分隊のBETA群の内、帝都に向けて進行をしているBETA
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