第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第5話「人生とは理不尽の連続なのかもしれない」
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比べるとアイオーンの方が性能的に上だ」
・・・ちょい待て、アレほどの力を持っているデモンベインよりも上?・・・それをぶっ壊したってなると・・・。
「どんだけやべーんだ、敵ってのは?」
「敵もまた鬼械神を駆る魔術師だ」
「・・・はァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」
オラは素っ頓狂な声を上げた。デモンベインよりも強いロボットを操る奴が敵・・・そいつらと戦わねばならんのか!?
「それマジで言ってんのか?そいつ等と戦えって」
「うむ、いずれ斃さねばならぬからな」
淡々とした口調で話すアル。・・・マジで何考えてんだ!?
「ざけんじゃねーぞ。オラ普通の人間なんだけど、普通の何でも屋なんだけど。流石にドワオ!で石○賢も真っ青な規格外な超決戦は別のところでやってくんね?オラそういうのパスだから」
「そうは言っても先ほどの戦いは中々だったぞ。汝はきっと戦う為にこの世に生を受けたに違いない。運命だ。異論は認めん、断じて認めん、妾が法だ黙して従え」
「何処のコズミック変質者だ!?・・・ってかちったぁ人の話聞けよ。アレか?1000年も生きてるから耳が遠いのか?」
「・・・あ?」
−只今凄惨な事態になっていますので暫くお待ち下さい。
「・・・前が見えねェ・・・」
「自業自得だ」
魔力を込めた拳でボコボコに殴られ、顔面が腫れ上がってしまった。お陰で目の前真っ暗ですよオラ。
「さて、話を元に戻そう。・・・今の妾達では『敵』には勝てぬ」
「何でさ?」
「『敵』との戦いに敗れこの町に落ちた際、ページの何割かを落としてしまったのだ。それがない限り、妾も汝もデモンベインも本来の力を取り戻す事は出来ぬ」
ページをねぇ・・・難儀なもんだ。
「だが、オラはやんないゾ」
「だからまず、この地に散らばった妾の断片を回収してもらうぞ。明日それを行うつもりだが、何か質問は?」
「拒否権ってのはある?」
「ない」
「さいでっか」
即答である。・・・まぁ、分かってたけど・・・不幸だ。
「そうと決まれば、明日に備えて寝るが・・・。何処で寝ればいいのだ?」
「オラはいつもこのソファーで寝てる。・・・そこで寝ていいゾ」
オラの言葉にふむ・・・とアルは考え込みながら言う。
「寝心地は悪そうだが、まあ仕方あるまい。・・・汝は床で寝るようだが大丈夫か?」
「あ〜、大丈夫大丈夫。オラは平気だからさ、それと魔導書っつったって女の子だし、床に寝かせるのはちょっとな」
「ふん、まぁ言葉に甘えてここで寝るとしよう。・・・あ、一つ言っておきたい事があるが」
ゴロンとソファーに横になりアルは言う。
「何だ?」
「万が一、襲ったら酷い目にあわすからな」
「あ〜、その辺はご心配なく。オラ子供には興味ないんで。大人のおねいさんが好みなん
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