第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第5話「人生とは理不尽の連続なのかもしれない」
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た」
「お前、警察犬か何かかよ?ってか、なに人のジュース飲んでんのォォォォォォォォォォォォォ!!!?」
ずかずか人んちに上がりこんだ挙句、覇道からの依頼料で買ったジュースを飲んでやがりますよ!
「喉が渇いたからな。・・・ふむ、この菓子つまみにちょうどいいかもな」
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!!!!それしんさんのチョコビィ!!楽しみにしてたのに!!!!」
今度はチョコビにまで手を出しやがった・・・。帰ってから食べようと思ってたのに・・・。
「ほうほう、美味いの。このチョコビとやら・・・。ま、何にせよ。汝は妾から逃れられんよ。妾と契約した以上一蓮托生だ。汝がいくら戦いを否定しようとも、戦いはいずれ汝の所にやってくるさ」
「つーか、そもそも戦いって何なんだよ。そういや、お前前にもブラックロッジと戦う理由があるって言ってたな」
「うむ、その事について汝にそれを初めから説明せねばなるまい」
コホン、とアルは咳払いをしながらいい、説明を始めた。
「妾には敵が居る。・・・否、全世界の敵というべきだな」
「何かスケールでかくなったな」
「そもそも、何故アブドゥル・アルハザードが妾を書き記したか?総てはそこにある・・・。つまりだ、妾は外なる世界から邪神達の存在を世界に警告する為に生を受けたのだ」
邪神っておいおい、なんとも荒唐無稽な話だ。・・・そんなオラの心中を察してかアルはオラに言う。
「今、馬鹿馬鹿しいと考えておったな野原神之介よ。だが、少なくとも魔術を齧っていた汝なら知ってるはずだ。魔術というのは異界の神々から力を得る外道の知識だというのをな」
「・・・言われてみりゃそうだな」
確かに魔術ってのはそんなもんだし。アルの言葉に頷く。
「あヤツらは今こそ沈黙しておるが、世界の闇から忍び寄り、人々の邪念に漬け込んで邪悪な力を与える。いつの世も外道の知識の誘惑に負けてしまう奴は後を断たん・・・例えば」
「ブラックロッジだな」
「そういう事だ。奴等の中には稀に邪神をよみがえらせる程の力を持つものもいる。それを察知し、打ち滅ぼすのが妾の役目だ。そう、主と認めた人間に力を与え、鬼械神を駆り下僕共を狩る。そんなものだ」
「ふぅん・・・。そういやお前、デモンベインを自分のものにするとか言ってたが・・・」
『デウスマキナ』って単語で思い出しアルに問いかける。
「妾の本来の鬼械神であるアイオーンは敵との戦闘で破壊された。・・・元々、術者が居なかったから勝てる見込みは無かったが・・・仕方なかったのだ。だからアイオーンを失った今、新しい鬼械神がどうしても必要なのだ」
「破壊されたって・・・そのアイオーンもデモンベイン並みのロボットなのか?」
「いや、少し違うな。アイオーンは純粋な鬼械神であるから混血児であるデモンベインと
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