第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第5話「人生とは理不尽の連続なのかもしれない」
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かく・・・野原さん!」
「何だよ・・・」
「事と次第によってはデモンベインを無断で動かした責任を追及させていただきます・・・。それがイヤでしたら、早急に別の魔導書をお願いしますわ」
それって脅しっすか姫ちゃん。断れば何らかの制裁は確実・・・っ。だが、あえてオラははっきりと言おうッ!
「だが断る」
NOであるとッ!
「この野原神之介が最も好きな事の一つは、自分が強いと思った奴に『NO』と言ってやる事だ。つまり、もうコイツでいいじゃんって事・・・」
そう言い掛けて、姫ちゃんの様子がおかしい事に気づく。・・・何か髪の毛が逆立ってる?アレ?それに何か金髪になってね?
「初めてですわ・・・ここまでコケにされたのは・・・」
ゆっくりと顔を上げる姫ちゃん。その瞳の色は緑・・・ってこれスーパーサ○ヤ人じゃん!?
「許さんぞ、虫けら共!じわりじわりとなぶり殺してやる!!!」
「それ何処のフリ○ザ様ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!?」
格納庫でオラのツッコミのシャウトが響いたのであった。
−帰り道・・・。
「・・・はぁ、疲れた・・・」
疲れた体を引きずりながら、オラは呟く。あの後、結局新しい魔導書を探さなければならない羽目になった。一刻も早く魔術からおさらばしたいオラにとっては拷問にも等しい。
「ったく、冗談じゃねーよ。・・・もうアルでいいじゃん。魔導書に上品もクソもあるかってんだ」
「全くよの。あの小娘の我儘にはほとほと呆れるわ」
「そうだよな〜。・・・ん?」
聞き覚えのある声に振り向くとそこには先ほど別れたばかりの銀髪古本娘が。
「・・・何でお前いんの?」
「何故って、汝は妾の主なのだから一緒に居るのは当然であろう」
「オラは認めてねーゾってずっと前から言ってんだけど?」
「契約したではないかとずっと前から言っておるが?」
そうやってアルとにらみ合いをする。・・・そして・・・、
「自由への逃走ッ!!!オラが簡単に泣き寝入りすると思うなよ!!!!」
全力疾走ッ!逃げるんだよォー!退けー!野次馬共ーッ!
「あ、コラ!待たぬか、神之介ェーーーーーーー!!!!」
−何でも屋逃走中・・・。
「何とか撒いたか?」
息を切らしながら、オラは辺りを見回す。アルの姿はいないようだ。
「やれやれ、あんな戦いに何回も巻き込まれたら命が幾つあってもたりねーっつの」
ガキの頃に何度かそんな戦いに巻き込まれたりはしたが・・・まぁ、こまけぇこたぁいいんだよ。ドアを開け中に入る。
「ただいま○ものおきて〜」
「おお、お帰り」
あれ?何で返事が・・・。って、
「何でここにいらっしゃるんですか?アルさんコノヤロー」
「アレだ、汝の魔力のにおいを嗅いでココまでやってき
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