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機神呼嵐デモンベイン
第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第5話「人生とは理不尽の連続なのかもしれない」
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モンベインを見上げる。破壊ロボから受けた攻撃のキズは全く見当たらずオラ達が乗った時同様に輝いていた。
「このロボットってデモンベインなんだよな。・・・って事はつまり」
「はい、野原様のお察しの通りです。コレこそ大旦那様の造りしブラックロッジの対抗手段。覇道財閥の総力を持って結集させた最強のロボットです」
 やっぱかよ・・・。最強・・・確かにコイツは最強だ。
 あの警察でさえ歯が立たなかったブラックロッジの破壊ロボをいともたやすく圧倒するあの力・・・。そして、あの必滅の一撃。思い出しただけでゾっと来るゾ。
「鬼械神と呼ぶには少々不完全すぎるが、人間が作ったものにしては中々の出来だ。・・・と言う訳でデモンベインは我が鬼械神として存分に使ってやろうと思う。光栄に思うが良い」
 ンな事を平然と言い放つアルに姫ちゃんの額にでっかい青筋が。
「貴女ッ!?何を勝手に決めているのです!!!デモンベインはお爺様の形見であり覇道財閥の所有物なのですよ!!!貴女のような魔女に渡すつもりはありません!!!」
 そんな姫ちゃんの一喝にアルは何処吹く風。
「あっそう。で?それが何か問題?では小娘よ。こやつをこのまま後生大事に飾っておくつもりか?鬼械神とは本来戦う為にあるもの。デモンベインもそれは例外ではなかろう。なればこそ彼奴も、最強の魔導書たる妾と一緒に戦いたいと願うだろうさ。分かるか?デモンベインは汝の玩具ではないぞ」
「よ、よくもまぁぬけぬけと・・・!あんな戦い方をして壊されたら元も子もありません!!!」
「戦い方は術者の神之介が未熟なだけだ。妾の責任ではない」
 ・・・ちょいマテや、この古本娘。
「おい、ふざけんなよ。丸投げかい。煽るだけ煽っといてそりゃねーゾ。それと姫ちゃんもオラを睨むんじゃねーよ。オラ被害者なんだけど、この最強の魔導書(笑)に無理やり乗せられただけなんだけど」
「さりげに何(笑)つけておるッ!!!」
 姫ちゃんがオラを睨んだため、弁解。アルからきつい目で見られたがまぁ、気にしないでおこう。
「ま、お目当ての品が見つかったんだし。依頼達成って事で・・・」
「認めると思いまして?」
 なん・・・だと・・・?
「オイ、ふざけんじゃねーよ。オラ、もう魔術と関わるのイヤなんだけど。もうコイツで良いじゃん」
「ダメです!こんな下品な魔導書ではなくてもう少し上品な魔導書をお願いしますわ!」
「ちょっとぐれー我慢しろ!餓鬼じゃあるめーし、我儘抜かすんじゃねぇ!」
 オラの言葉にアルもそうだそうだ!と相槌を打つ。
「我儘も大概にするのだ!デモンベインは妾と神之介のものぞ!!!」
「どっちが我儘ですか!貴方達!!!」
 まぁ、どっちもどっちだな。・・・アルの言葉にさりげなくとんでもない事が混じってたが気にしないでおく。
「とに
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