第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第5話「人生とは理不尽の連続なのかもしれない」
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したような表情になっていた。
「わが名はアル・アジフ!アブドゥル・アルハザードに記された世界最強の魔導書なり!汝のような惰弱な想像力の小娘には理解できぬと思うが、魔導書とは必ずしも本の形を取る必要はないのだ」
「こ・・・小娘!?どっちが小娘ですか!!!?」
アルの言葉に、カチンと来たのか姫ちゃんが反論する。対するアルは鼻で笑ってこう言った。
「ふん、見た目でばかりに振り回されおって。だから惰弱な想像力だと言ったのだ、妾はこう見えても、千年もの悠久の時を生きておる」
「何ですって・・・この・・・!」
−ぐにゃあ〜・・・。
にらみ合うアルと姫ちゃん。殺気がぶつかりまくって空気が歪んで見えるんだけど、何かもう某グラップラー漫画のような感じになってますけど。
「デモンベインが起動したと言う事実は、彼女の話が真実だと言うことを示しています。・・・野原様、詳しくその時の状況をお話願えませんか?」
「ナイス、ひつじさん。こんまんまだと話が全然進まないからね」
「ひつじではなくて執事です。野原様」
そんなアルと姫ちゃんの間を割って入りたずねてきたひつじさんに賛辞をおくる。何かツッコまれたけど気にしない気にしない。
「そうとも言う。んじゃあ順番に説明するゾ。かくかくしかじか」
「ふにふにうまうま・・・と。なるほど。簡単に説明しますと、魔導書を探していたら、この魔導書の精霊と出会い、そこでブラックロッジと交戦。そして、破壊ロボが出てきたから逃げていたらここに来て、なりゆきでデモンベインを動かしたと」
「ただ、『かくかくしかじか』だけで何で分かるんですのッ!!?」
オラとひつじさんの会話にツッコミを入れる姫ちゃん。
「まぁいいじゃんいいじゃん。『クレヨンしんちゃん』と『デモンベイン』のコラボなんだからさ」
「おいィィィィィィィィィィィィィィ!!!さりげなくメタ発言禁止ィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!つか、それ関係無いッ!」
「神之介。汝、ツッコミとボケの両方出来るんじゃなぁ」
「まぁ、本来のオラのキャラってボケがメインだからね」
オラのメタ発言にツッコミまくりな姫ちゃんを他所にアルはンな一言を。そこへひつじさんが咳払いをして割り込む。
「ゴホン、話がそれてしまいましたが、野原様がこの魔導書・・・彼女の所有者と言う訳ですか?」
「そういう事よの。神之介と妾の波長は合うようでな。魔術師としてはからっきしだが、妾はこやつを気に入った」
ひつじさんの問いかけにアルは答える。
「オラは全く認めちゃいねーがな」
「汝も諦めが悪いものよの」
オラの言葉にやれやれと肩をすくめながら言うアル。
「やれやれはオラのセリフなんだけどね。・・・っと、話は変わるけど・・・」
そんなアルにオラは言いながら、先ほどまで乗っていたデ
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