第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
第5話「人生とは理不尽の連続なのかもしれない」
[1/9]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
これは神の意思なのか?はたまた悪魔の悪戯なのか?その答えはまだ彼の内に眠れども。
さぁ、時は満ちた。野原神之介、お前の物語の始まりだ。野原しんのすけ、お前は恐れる事無く突き進み、立ちふさがる邪悪を討ち滅ぼし、愛する人々に笑顔をもたらし、正義の光で異形の闇を照らすのだ。
野原しんのすけ、我々はお前の覚醒を待っている・・・。
第二部『The OMEN 〜魔神降臨!大導師、マスターテリオン登場だゾ!〜』
Side 神之介
どうしてこうなった。
今のオラの心境がそれだ。・・・只、魔導書を探すだけの依頼だったはずなのに・・・。
それなのに、ブラックロッジには追われるわ、見つけた魔導書が自分勝手な傲慢少女だったり、無理やり魔術師にさせられたり、挙句の果てには巨大ロボに乗せられて戦う羽目になったり・・・。
本当にどうしてこうなった。・・・イヤ、ホントマジで。この世に神様がいるのなら、オラが何をしたのか?と問いかけたい。つーか、一発ぶん殴りたいゾ。
・・・つまり何が言いたいのかって言うと・・・。
「野原さん、これは一体どういう事なのでしょうか?」
こういう事なんです。はい。破壊ロボを倒した後、ひつじさんの指示に従って、格納庫へ移動。そこに待っていたのは怒り心頭の姫ちゃんとその後ろに控えているひつじさんだったり。
「あー、いやその・・・ふかーい訳がありましてね」
「納得のいく説明が出来なかったら・・・それなりの対応は覚悟しておいてくださいね」
姫ちゃんの目がヤバイ。これはアレか?嘘とかついたら社会的に抹殺しますよってか!?・・・まぁ、とりあえず依頼の品を手に入れたことを報告しておくか。
「あ、これご依頼の品です」
「にゃ?」
そういって、アルの首根っこを掴んで姫ちゃんに引き渡す。アルが猫のような声を出したが、一向に無視。あ、ちなみにデモンベインから降りた後、姿は元に戻ってある。アルも同様だ。
「・・・野原さん、馬鹿にしてますの?」
「神之介、にゃにをする!妾は猫ではないぞ!」
物凄いイイ笑顔をオラに向けながらいう姫ちゃん。オラの手ではアルがじたばたと暴れている。
「あ〜、違うんですよ。これ女の子に見えますけど魔導書ですから、れっきとした魔導書ですから。これで依頼は完了って事で」
「そういうことだ。苦しゅうないぞ」
姫ちゃん達、沈黙。物凄い顔が引きつっております。
「大変、野原さん先ほどの戦いで頭を強く打ったみたい。ウィンフィールド、早く救急車を」
「オラとしちゃ、本当に頭がおかしくなってればいくらかラクだったんだけどね・・・、アル。証拠をみせてやれ」
オラの言葉に了解だ。とアルが頷く。途端にアルの半身がページとなり、宙を舞う。その光景を見て姫ちゃんとひつじさんは案の定ギョッと
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ