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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十三話
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少し不快感が襲ってくるのを感じた。
リタに聞いてみたらどうやらその不快感が、ドクメントに干渉しようとしている状態らしいが…今の所は特に問題はないのでこうやって奥のボルテックスに向けて進んでいる。
「…そう言えば、さ…メリアはこの封印が終わったら…やっぱり世界樹に帰っちゃうの?」
不意に…僕とリタの前を歩いていたカノンノが不安そうな表情でその隣を歩くメリアに静かにそう聞いた。
カノンノのその問いにメリアは一度立ち止まると小さく首を横に振った。
「…私…考えてみたけど…やっぱりまだ帰れない…。…やらないといけないこと…まだいっぱい残ってる…」
「やらないといけないこと…?」
「…ラザリスを封印した後も世界の復興に向けてまだまだ頑張りたいって事じゃない?」
メリアの言葉に僕とカノンノが首を傾げると、リタがそれを代弁するように言い、メリアはそれに小さく頷いた。
そっか…ラザリスを封印したからって、まだ完全に平和になるってわけじゃないからね…。
「…手伝って…くれる…?」
「も、勿論だよ!アドリビトムの皆も、手を貸してくれる。皆で世界を変えられるよ!」
「そうそう。ラザリスを封印した後…これからこの世界をどんな世界にするかは、あたし達一人一人にかかってるんだからね」
メリアの問いにカノンノは頷いて答え、リタもそれに小さく笑って応える。
その返答にメリアは安心するように小さく笑い、そしてメリアは僕の方に歩み寄ると僕の手を取った。
「…衛司も…いっしょだよ…?」
「っ…うん…僕も手伝うよ。皆で…ラザリスと生きていける世界を作っていこう」
僕をじっと見てそう言葉を出したメリアに、僕は少し驚いてしまったが頷いて答えた。
これが終わったら…僕はどうなるのか分からない。けど、そんな僕の心境を知ってか知らずか出したメリアの言葉に…僕は自然と嬉しく感じれた。
僕の返答にメリアとカノンノ…そして心なしかリタも嬉しそうな表情を浮かべた。
まだ僕は…此処にいても良いことを…望まれているんだ。
僕達は少しして再び奥に向けて歩き出した。
…世界を、変えていくために。
─────────────────────
──しばらく奥へと進み続け…僕達はよくやく世界樹の根に繋がり、マナを渦のように吸い込んでいる場所…ボルテックスに到着した。
「…此処が…ボルテックス…」
「えぇ…後は、あのマナを吸い込んでいる渦の場所にこの封印次元展開装置を起動させて、封印次元に必要なドクメントを此処から世界樹に流す。それで世界樹に封印次元を完璧に展開してもらうだけよ」
「それじゃ、早く始めよう!」
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