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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十三話
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の封印次元展開装置…それが遂に完成したのだ。
「そう…ようやく終わるのね」
「えぇ…後はこれをラングリースの奥のボルテックスで発動させれば…ジルディアを封印する事が出来るわ。それで、早速行くためのメンバーを集めたいんだけど…」
「わ、私が行ってもいいかな…これで最後になるかもしれないんだし…」
アンジュの出した言葉にリタが頷きながら説明していくと、カノンノが手を上げてそう言った。
カノンノの言葉にリタはカノンノを見ると頷いて口を開いた。
「そうね…分かったわ。それじゃ、メンバーはメリアと私にカノンノ…後は…」
「…僕も行くよ。最後はちゃんと…メリアを手伝ってあげたいから」
「…衛司…」
リタが言っていく中、僕もカノンノと同じように手を上げて同行する事を願った。本当にこれで最後になるのなら…せめて最後くらい、メリアと一緒にいてあげたい。
「…アンタならそう言うと思ったわ。それの為に準備もしてたしね、っと」
「っ…これは…?」
僕の言葉を聞いてリタが呆れたように溜め息を吐いた後、僕を見てそう言うと僕に向けて二つほど『何か』を投げてきた。
僕はそれを受け取ってみると…一つはペンダントのような物で、もう一つは手の平サイズの小さな箱であった。
「…アンタにとっちゃ、ラングリースはまだ危険だからね。ペンダントの方は一時的に外部からのドクメント干渉を防ぐ物よ。ラングリースに入るときにつけてなさい」
「あ、ありがとう…よくそんなの作れたね…。…それで、こっちの箱の方は…?」
ペンダントの方の説明を聞き、僕は少し苦笑して言うと如何にも『どやっ』と言いたげな表情を見せるリタ。僕はそれに更に苦笑しつつも箱の方を聞くと、リタはどや顔を止めて真剣な表情で口を開いた。
「それはいざって時の物よ。そうね…私が合図するまで絶対に出さないようにしてて」
「…分かった。でも…それって一体…?」
「そうね…。それはね…あのサレに対する唯一の『切り札』よ」
僕の問いにリタは真剣な表情から、ニヤリという効果音が出そうな笑みでそう言ったのだった。
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「──ふぅ…リタの言った通り、中々大丈夫そうだよ」
「そう…でもなんか不調を感じたらすぐにいいなさいよね」
──聖地ラングリース。僕はリタから受け取ったドクメント干渉を防ぐペンダントを首に付けて歩きながらリタに言うと、リタは僕の様子を見ながらそう言った。
初めてくる聖地ラングリースは、まるで水晶で構成されているような景色で思わず見入ってしまうけど…時々水晶を眺め続けていると体を
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