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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第1部
第7話 我、横須賀基地へ到着セリ
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らって済まない」
「いえ、哨戒任務中でした故、この様な形で出向く事になり、申し訳ない」
「気にしないでくれ、俺達も気にしてないからな。
それと敬語はやめてくれ、気が休まらん」
「任務中です故、それは出来ま…」
「んだよ中々に話がわかる奴じゃん」
「…ッ、ヨークタウンッ??」

ヨークタウンが左腕に掴まり、此方の顔を覗いてくる。

「俺もかたっ苦しいのは嫌いなんだ、カズハとは気が合いそうだな」
「ッ、貴女…っ??」
「そうねぇ、私もお堅いのは嫌いなの」

エンタープライズが加賀と俺の間に割り込み、右腕に掴まった。
ヨークタウンとは違い、豊満な胸が薄いドレス越しに当たる。

「顔も良いし、その若さで准将って事は、中々頭もキレるみたいねぇ…。
どうかしら? 今夜、2人っきりでゆっくり……」
「……き、旗艦らの祖国の代表と会談が有るから、遠慮させてもらう」
「あらあら、紅くなっちゃって…お・ま・せ・さん♪」
「ッ??」

加賀の顔が見る見る真っ赤になり、普段見せない焦りが現れた。

「…あ、貴女達ッ、離れなさい……ッ??」
「…あら、誰かと思ったら、ミッドウェー以来ね。
御機嫌よう、加賀」
「もう一度警告≠オます、准将から離れなさい」
「あらあら、何をムキになっているのかしらぁ?
私はただ准将閣下に御挨拶しているだけよ?
それに、彼にどう接しようと貴女には関係ないことでしょ?」
「彼と彼の艦隊は、我が日本帝国の重要な御客人≠ナす。
彼等の身は我々、鹿島第1024鎮守府護衛艦隊が警護することになっています。
それに加え、貴女方は上官に対する礼儀がなっていない様ね…ッ??」
「その上官である彼が許したのだから、貴女に指図される謂れはないわ。
そんな融通の利かない石頭だから、状況の変化に対応出来ずに真っ先に沈むのよ?
また痛い目を見たいのかしら?
それとも見たいのは海の底?」
「……なんですって…ッ??」

普段激昂しない加賀が髪を逆立てるかの如きドス黒いオーラを纏いながら、エンタープライズを睨みつける。

「エンタープライズ、ヨークタウン、准将閣下から離れろ、命令だ」
「か、加賀姉さんも落ち着いて、な?」

今にも副砲を発射しそうな加賀をなんとか抑え込む。
こんな感情的な加賀は見たことがない。

「申し訳ありません准将閣下、どうか御無礼をお許し下さい」
「い、いや、気にしてないから大丈夫だ」
「…では、失礼します。
横須賀基地入港の為、我が艦隊が先導致します」
「了解した、水先案内を頼む」

ノースカロライナがヨークタウンとエンタープライズを引き連れて艦に戻って行く。
その後ろ姿を忌々しげに睨みつけ、俺の顔を横目に見てくる加賀に、俺は若干薄ら寒い予感を感じ
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