12話-男子個人戦編 その3-
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『第3卓対局終了
終始安定したうち回しで他を圧倒した三嶋選手が1位
2位は正峰高校2年生エース武田が紙一重で生き残りました。』
「よう。京太郎。とばされたらしいな。」
「先輩。結果はどうでしたか?」
「余裕だっての俺はてっぺんとるんだからな」
そうっすね。と覇気なく受け答えする。
「どうよ。長野の頂点の力は?」
「歯が立ちませんでした。裏ドラ抜きで狙い撃ちとかもありましたし。
実力の差ですね。」
「当たり前だろ、お前なんか全国から見たら素人同然だっての」
「そうっすね。まだまだ、あと2年で俺も強くなります。」
その様子だと俺の判断も間違いじゃなかったようだな。
敗戦から良く学べよ。後輩。
「じゃあ、俺は決勝決めて来るかな。じっくり、俺の打ち方でも見てな。
左手なしでいくからよ」
『対局終了
清澄高校三嶋 悠 周りに1度もあがらせずに堂々の1位
団体の2年生エース武田をとばし決勝を決めました。』
「どうだ、少しは勉強になったかな京太郎君よ」
「はい。見事なはやあがりと相手を誘導する打ち方でした」
「まぁ、お前に伝えたかった事は大体そんな感じだ。自分の打ち方を貫くことも大事だが必要に応じて変える事も大事だってことだ。」
「そうですね。ありがとうごさいます」
『決勝に出場される選手の方は.....』
おっと、もうそんな時間か
「よっし、じゃあ行ってくるわ」
「先輩。この対局が終わったら先輩が長野1位って信じてますから
そして、来年は俺が先輩破って長野1位になります。」
「おっ、いうねぇー。
なら、俺もその日を楽しみにするため勝って来るわ」
『いよいよ。始まります決勝。
実況は私、武田と解説には三尋木プロにお越しいただいています。よろしくお願いします。』
『よろくぅー』
『さて、ここまでの勝ち上がりを見てどうですか?』
『まぁ、順当なんじゃね?それぞれ、シードは残ってるし。
ただ、ズバ抜けて第1,2シードが強いけどねぇ』
『そうですね。お互い他を圧倒しここまで勝ち上がってきました。』
『喜多方君は2局とも70000以上まで持ち点増やしての勝利。対する三嶋君も終始あがり続けての1位です。』
『決勝のポイントはどれだけ喜多方君をあがらせない事ができるかでしょうか』
『まぁ、それもあるだろうけどこれは単にどちらがどれだけ稼げるかの点の取り合いだろうねぇ。そうなるとポイントをあげるとしたらお互い親をどうけるかだろうね。』
『なるほど、ポイントは親番の互いの対応ですか』
『そうなるだろうねぇ。まぁ、ドラゴン君は親であがれば火力はとんでもないからねぇ。
だけど、三嶋は左手使えば余裕で流せそうだけどね。そういう面では何処で左手を使うかもポイントじゃね。』
『そうで
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