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ロックマンX〜朱の戦士〜
第六十七話 Zero Virus Maze-Red Cyber Maze-
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包まれたかと思うと、紅いアーマーが漆黒へと変化していき、豪奢な金髪も銀髪へと変わっていく。

ゼロ「(この変化もこれで3度目か……)」

最初はシグマとの最初の戦い。
あの時はZセイバーを持たず、バスターと体術のみで戦っていた。
2度目はレプリフォース大戦の終盤。
罪なき人間を改造し、洗脳したシグマを倒すために力を手にした。
そして今度はこの戦い。
今度こそシグマを葬らねばならない。
ゼロはカプセルから出ると更に奥へと進んだ。





































そしてイレギュラーを殲滅したエックス達はソニアの治癒能力で傷を癒していた。
エックスは途中でライト博士からレプリカフォースアーマーのプログラムを一部修復してもらい、アルティメットアーマーを入手したのだが、ベースとなるフォースアーマーが劣化したためか、アルティメットアーマーも特殊武器のエネルギー消費半減と弱体化していた。
それでも強力なアーマーなのだが…。

エックス「ふう…」

痛みが和らいできたためにエックスは息を吐いた。
この零空間のイレギュラーは、身体がデータ化してしまっているため、破壊しても残骸が残らない。
彼らを倒してパーツを得て、自分の身体の修理に当てる事が不可能なのだ。
故に回復はサブタンクとソニアの治癒能力に依存せざるを得ないのだ。

ルイン「こんなんじゃシグマと戦う前に私達の身が持たないよ……」

零空間のイレギュラーはゼロウィルスで強化されているために、かなりの苦戦をした。
途中でライト博士がエックスにアルティメットアーマーを与えてくれたために事なきを得たが。

エックス「だけど…ようやくここまで来たんだ。今度こそ奴との決着をつける!!」

ルイン「うん…」

エックス「急ごう、ゼロはかなり先を進んでいるはずだ」

ルイン「そうだね」

体力温存の為アルティメットアーマーをレプリカフォースアーマーへと戻す。
ルインも通常アーマーに戻しながら先へと進む。

ルイン「(この先にゼロがいる。私達には分かる…)」

零空間の迷宮を走り抜けながらエックスとルインは確実にゼロに追いついていた。

エックス「(目で見たり、データでは捉えられない物がある。それを教えてくれたのは君だゼロ…)」



































ゼロは広い部屋に1人いた。
周りは目に痛い紅い配色と大きなWの文字。
そこでエックス達に背を向けて佇んでいた。

ルイン「ゼロ!!」

ゼロ「ルインか」


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