禁断の果実編
第99話 家族だから許せない
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トリガーを引く――その瞬間。
ホールの床にはびこっていたヘルヘイムの蔓が伸び、斬月の四肢を拘束した。
『なっ……この!』
抵抗空しく、やがて無双セイバーとメロンディフェンダーが床に落ちた。
オーバーロードはヘルヘイムの植物を自在に操ることを失念した。これは貴虎のミスだ。
無防備になった斬月に、前触れなくレデュエが杖槍で斬りつけた。
一度では終わらない。杖槍が体に叩きつけられるたびに、苦悶の声を上げてしまう。
『ほらほらほらあ! どうした!? ワタシから弟を助け出すんじゃなかったのかい!?』
杖槍が斬月の体を打つ。何度も、何度も。無造作に、あるいは力を込めて。何撃耐えられるかを試す、残酷な人体実験のように。
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