第五章
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「そうよね」
ナディアも明るい笑顔で姉の言葉に頷く。
「それで私達も幸せになれたんだし」
「ええ、そうね」
「じゃあさ」
ニカエルが二人に言う。
「これからも宜しくね」
「僕も」
ミカエルも。二人はその言葉を同じ笑みで受けた。
「勿論よ」
「これからもね」
その笑顔は妖精の笑顔だった。トランシルバニアの妖精の。魅力的な笑顔であった。その笑顔は少なくとも吸血鬼のものではなかったが間違いなくトランシルバニアの笑顔であった。
トランシルバニアン=ラブストーリー 完
2007・10・19
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