新たな旅立
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・・・だから)
「ーーーークー・・」
「ーーもういいよ」
「ばっか!! 何言ってんだよ・・」
「オレにまかしとけって」
「大丈夫なんだからッ」
「レ・・・・」
「クー・・」
「いっぱい・・ありがとう」
(あなたが・・大好き)
愛しいクーの手を離すこのままだと・・
クーも危ないから。
(ーーありがとう)
◇◇◇
瓦礫が舞い崩れていくなか叫んだ。
「レンーーーー!!」
オレ一人だけ残っても意味がないんだよ!!
落ちゆくレンを追うように飛びこむ。
「ーークー・・どうして?」
泣きそうに揺らめく瞳で。
「いったろ・・」
絶対に離してやるかってんだ・・
落ちながらレンの両手を強く握り
水平に向き合う態勢のまま落ちる。
「見た事ないものを・・」
「見せてやるってさーー」
(また・・この笑顔に・・)
(こころが・・いやされる・・)
(ーー私の日溜まり)
「ーークー貴方となら」
「どんな場所でも・・楽しいわ」
「ーー契約だレン」
「もう少しだけ・・力をかしてくれ!!」
こくっと・・頷く。
「風纏いて契り龍ん」
穏やかな風が吹くと二人の鼓動が重なりあい、
大きな風の大剣えと姿を変える。
「ーーレン・・」
「着地前に風で和らげよう」
「ーー任せて・・クー」
大剣を構え、ふるタイミングを計っていると・・
星の形をした何かが真下に表れ。
導かれるように暗闇の中を落ちていく。
「なんだこりゃ・・?」
未知な現象に驚きを隠せないが
レンがいれば・・
「ーークー・・」
クーがいれば・・・・
ーーなんとかなる・・
見つめあい、手を更に強く握るけして
離れぬようにと・・
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