暁 〜小説投稿サイト〜
ゼロの使い魔ー紅の書ー
新たな旅立
[2/2]

[9] 最初 [1]後書き [2]次話
・・・だから)

  「ーーーークー・・」

  「ーーもういいよ」


  「ばっか!! 何言ってんだよ・・」

  「オレにまかしとけって」

  「大丈夫なんだからッ」

  「レ・・・・」

  「クー・・」

  「いっぱい・・ありがとう」

  (あなたが・・大好き)

  愛しいクーの手を離すこのままだと・・
クーも危ないから。


  (ーーありがとう)

 ◇◇◇

  瓦礫が舞い崩れていくなか叫んだ。

  「レンーーーー!!」

  オレ一人だけ残っても意味がないんだよ!!
落ちゆくレンを追うように飛びこむ。

  「ーークー・・どうして?」

  泣きそうに揺らめく瞳で。

  「いったろ・・」

  絶対に離してやるかってんだ・・

  落ちながらレンの両手を強く握り
水平に向き合う態勢のまま落ちる。

  「見た事ないものを・・」

  「見せてやるってさーー」

  (また・・この笑顔に・・)

  (こころが・・いやされる・・)
 
  (ーー私の日溜まり)

  「ーークー貴方となら」

  「どんな場所でも・・楽しいわ」
 
  「ーー契約だレン」

  「もう少しだけ・・力をかしてくれ!!」

  こくっと・・頷く。

  「風纏いて契り龍ん」
 
  穏やかな風が吹くと二人の鼓動が重なりあい、
大きな風の大剣えと姿を変える。

  「ーーレン・・」
 
  「着地前に風で和らげよう」

  「ーー任せて・・クー」

  大剣を構え、ふるタイミングを計っていると・・
星の形をした何かが真下に表れ。

  導かれるように暗闇の中を落ちていく。

  「なんだこりゃ・・?」

  未知な現象に驚きを隠せないが
レンがいれば・・

  「ーークー・・」

  クーがいれば・・・・

  ーーなんとかなる・・

  見つめあい、手を更に強く握るけして
離れぬようにと・・

[9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ