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わがままな割合
割れる、弾ける、逃げる
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らどんぐりを取り出すと願いを込めて中に投げ入れた。
 色は緑から茶色になる。
 だけど、僕はそれから動けなかった。黒から、緑になるんだから、
 僕は、体に鞭打っ、て、僕の名前を、入れた、容器を、机、に置、く。
 そ、して、重力、に任せ、て正、座、する。
 それか、ら、5才、の、よ、うに、笑い、なが、らもう、半、声、下がっ、て、
 腕、を、上か、ら、下、に、振、るっ、た
 ガシャン
「大きな赤ちゃんだねっ」
 床海さん、が、クス、リ、と、笑、笑、
 ……
 …………



「……という幻だったのよ」
 幻聴が聴こえる。だから僕は頷く。
 そして起き上がる。辺りは土だ。土の道だ。周りには店がある。
 ここはいつもの場所。
「あーぁぁ」
 顔から火が出る位恥ずかしい。けれど今更のこと。
 僕は僕を嫌でも見続けていた目の前の土を拾い上げて、
 女座りのような格好で、
 甘えるように叩きつけた。
 大きな子供。
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