第四話 虐待されているポケモンを救え
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員や近隣住民から情報が寄せられている。
ただ、中にはデマを巻いて困らせたりすることもあり空振りで終わることも少なくはないのだ。
「すみません、私達は保護団員なんですが…。ポケモンの虐待について知らないですか?」
「さあ、知りません。」
「ありがとうございました。」
そう頭を下げていく。
「よし、僕も聞き込みを開始しないと。」
こういうものは聞き込みが大事である。
虐待は目に見えないものが多く、見過ごされやすいものだ。
だから念入りに調べなければならない。
二人出動は妥当であろう。
そうやって調べていくと何やら豪邸にミルはたどり着いた。
「ここは…。」
すると突然、ポケモンであろう悲鳴が聞こえた。
「えっ!」
勝手に庭に入って見てみるとヘルガーがメガニウムに火炎放射を浴びさせていた。
「ソーラービームじゃない、ハードプラントだ。全く使えないな。一刻も早く覚えろ。」
メガニウムは初見だと何かに見間違えるくらいやせ細っていた。
御飯をロクに与えられていないのであろう。
これが今回の任務である虐待の事であろう。
「なんてことを…。」
証拠写真としてカメラにその様子を収めた。
そしてボールからポケモン出して助け出そうとした時、突然、体が全く動かなくなった。
ずっしりと重い感覚。
「うっ…これは…。」
横にゴルダックがおり、金縛りをかけていた。
「くっう…うう…。」
手さえ動かせずポケモンを出すことができない。
「どーした嬢ちゃん。こんなところで。」
金持ちであるのか無駄に金ぴかな服を着た男がやってくる。
「くっ、メガニウムに何を…。ちゃんと御飯を食べさせて上げてるんですか…?それにハードプラントはポケモンとの信頼関係が築かれないと出せない技ですよ…。」
金縛りで喋りづらい中、なんとかミルは答えた。
「嬢ちゃん、悪いことは言わないからこれを見なかったことにして帰ろうか。」
「そんなことはできません。私はアナタのような人からポケモンを守りたい…。メガニウムにこれ以上…ひどいことは…させ…ない。」
その言葉に男は顔色を悪くした。
「最近のガキは生意気だな。少しお仕置きが必要なようだ。ゴルダック、サイコキネシス。」
ゴルダックのサイコキネシスでミルを縛り上げる。
「うううう!」
声にならない悲鳴をミルは上げた。
サイコキネシスでまともに声を上げられず苦しむだけだった。
「ガキが生意気なこと言うからいけねぇんだ。何がポケモンを守るだ。大人の世界に首を突っ込むな。」
そう言いながら後始末はゴルダックに任せて去ろうとした、その時、
「サーナイト、十万
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