第四話 虐待されているポケモンを救え
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若いがにじみ出るカリスマ性がこの保護団員を慕える力になっている。
「ここ最近、各地方でポケモンが暴れる事件が多発している。しかも、その地域には生息しないポケモン達が…。」
「…。」
僕だけじゃ無かったのか、とツヴァイは表情を険しくした。
やはり何かあったのであろう。
「さらに暴れてたポケモンは全て生体実験が行われていた形跡がある。例えばリングマは覚えてるはずのない十万ボルトを使用したりと。」
「!!」
そういうことだったのかとツヴァイは理解した。
森があんなに荒れていたのも全てリングマのせい。カルサは無関係だったのだ。
相性がいいはずのヘラクレスでリングマに対抗しなかったのはサンダースの特性、蓄電で無効化するためだったのだ。
「ロケット団等の凶悪な団体に…いやそれ以上の科学力があるであろう。皆、気を付けてほしい。今日の任務も暴れているポケモンの捕獲も多々ある。」
ざわざわと保護団員達が騒ぐ。
「落ち着いて、時には仲間にも連絡をしながら気をつけて任務をしてほしい。何よりも君達の命が最大優先だ。」
その優しいライフの言葉に女子保護団員はきゃーと騒いでいた。
話が終わるとそれぞれ任務のために戻って行く。
「さて、今日の任務は…。」
「ツヴァイさん。」
「…ミルちゃん。」
小学生でありながら保護団員であるミル。
トレーナーとしての実力も圧倒的な実力だ。
「今日はよろしくお願いしますね。」
深く頭を下げてくるのだが何がなんだか理解できなかった。
「えっ、どういうこと?」
「知らないんですか?今日の任務は私とツヴァイさんで虐待を受けているっていう人の家に行くって言う任務じゃないですか。」
「そうだったんだ…まだ調べてなかった。」
「フフ、それじゃあ行きましょうか。フーディン!」
フーディンを出してテレポート準備だ。
「ヨスガシティにテレポートしてください。」
ヨスガシティなんだ…とツヴァイは心の中で思った。
自分よりもしっかりしている年下の人間に少し劣等感を感じた。
妹であるため結構甘やかされて育った気はある。
一方、カルサは年上とはとても思えない存在であったのだが。
そう考えているとテレポートが済まされていた。
「うーん、情報が少なすぎてわからないですね…。近隣住民が虐待をしている可能性があるって言ってただけですから…。そうだ、あの人に聞いてみましょう。」
「う、うんそうだね。」
年下に引っ張られているいて恥ずかしい。
だからといって自分が率先して動くことはできない。
本当に妹体質だな…と思った。
そもそも虐待や暴れてるポケモンの情報、誘拐犯などは主にパトローしてる団
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