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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十二話
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採取の終了を告げるように光り出した。


「…よし、終わったよ」


「なら、早く帰りましょう。多分、他のチームも終わってるでしょうからね」


『GURU…GURURURURU…』


採取が終わった事を皆に言うと、ロッタがそう答え、二人もそれに賛成するように頷いた。
僕はギベオンチップをケイブレックスから離すと、ケイブレックスは少しずつゆっくりと立ち上がった。
立ち上がったケイブレックスにメリアが警戒するのが見えたが、僕はそのケイブレックスの前に立った。

「…今回といい前といい…手荒な真似をしてごめん。許してほしい、とはいわないけど…今回はどうしても君の協力が必要だったんだ。…ごめん」


ケイブレックスに向けて僕は頭を下げてそう言った。言葉が通じるか分からないし、僕のしている事に周りがなんて言うか分からないけど…これは僕なりに必要な事だ。
そんな僕に、ケイブレックスはゆっくりと顔を近付けてきて、メリアが此方に走り出そうとした瞬間…


『GURURURUー…♪』


「うおばぁっ!?」


「「「…ゑ?」」」


…思いっきりケイブレックスに顔面を舐められた。
…いや、なんでさ…?




───────────────────




「──…で、一度は九死に追い込まれていた相手であるケイブレックスに懐かれた、と」


「…はい、なんか分からないですけど」



──コンフェイト大森林から戻り、バンエルティア号のホール。僕はロックスさんから受け取ったタオルでケイブレックスの涎まみれになった顔を拭きながら呆れたような表情で言ってきたアンジュに応えた。
あの後、なぜか知らないけどケイブレックスに懐かれ、僕は顔面を…いや最終的には顔面にとどまらず身体の至る所を舐められ、後少しで大切なナニカを失いかけてた。あの時、カノンノ達が必死に止めてくれなかったらどうなってたか…。
その後、下手したらバンエルティア号までついてきそうな勢いだったケイブレックスに時々会いに来る約束をしてなんとかバンエルティア号に戻ってきた。一応人を襲わないようにする約束もしたから討伐の依頼も多分来ないだろう。


「…全く…女の子の次に精霊で、今度は魔物って…。…アナタは撫でたら好感度が上がるような力でも持ってるの?」


「へ…?」


「…なんでもないわ。とりあえずこれで、塩水晶、ツリガネトンボ草、ウズマキフスベのドクメントが揃ったから、封印次元を作る事が出来るわね。このギベオンチップは私からハロルド達に渡しておくから、お風呂でも入ってきなさい」


「ん…そうするよ、ありがとう」


ドクメントを採取したギベオンチップをアンジュに渡し、アンジュの言葉
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