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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第六十二話
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ようにケイブレックスに向けて走る。


『GURUOOOOOOOOッ!』


「っと…飛天翔駆・雷!」


接近する僕にケイブレックスが雄叫びを上げながら尻尾を奮ってくる。僕はそれに地面を蹴って上空に跳び避けると、自分の身体に雷を纏わせその勢いのままケイブレックスに向けて特攻する。


『GUUUUUUUUUッ!?』


「このまま…雷破竜撃っ!」


『GUGAAAAAAAッ!?GAAAA…ッ!』


雷の特攻を受け怯むケイブレックスに、僕は着地と同時に星晶剣を納刀するように納め、それを気合いと共に引き抜いて雷で形成された竜を飛ばす。
ウンディーネの使っていた水竜攻撃を参考にやってみたんだけど、威力は上々…ケイブレックスは雷の竜の一撃を受けその場に沈み込む。
ケイブレックスは沈み込みつつも、僕を睨み続け咆哮を上げて最後の抵抗というかのように僕に向けて炎の息吹を吐いてくる。


「…ライトニング・シェルっ!」


『ッ!?』


吐かれた炎の息吹に、僕は真っ直ぐと星晶剣を持っていない左手を向けてライトニング・シェルを展開する。展開された紫の膜は契約開放している為か今まで出してきたものよりも遥かに大きく、厚くなっていてケイブレックスの炎の息吹を完全に防ぎきり、ケイブレックスもそれが防ぎきられたことに驚いた様子を見せた。

『GU…GURURURURU…ッ!』


「…ふぅ…これで終わり、だね」


『GURU…ッ?』


為すすべがなくなったのか、ただ睨むだけのケイブレックスの姿を見て僕は一つ息を吐くとゆっくりと星晶剣を納めて契約開放を解いた。
僕のその行動に後ろの皆からは驚いたような声が聞こえ、目前のケイブレックスも何をするのかというような様子を見せる。


「さて、と…ケイブレックス…少しじっとしててね?」


「衛司っ!?」


僕はケイブレックスからドクメントを採取する『ギベオンチップ』を出すと、沈み込んでいるケイブレックスに歩み寄ってそう言い、ケイブレックスにギベオンチップを当ててドクメントの採取を始める。
僕のその行動にカノンノが心配するような声で名前を呼んでき、僕はそれに小さく笑って口を開いた。


「大丈夫だよ、多分。もうあんまり動けないみたいだし…。それに忘れかけてたけど…今回は討伐じゃなくてあくまでドクメントの採取だからね。あ、もうちょっと待っててね」


『GU…GURURU…』


「衛司…」


「…全く…」

「…衛司らしい…ね…」


警戒し続けながらもドクメント採取を受けるケイブレックスを撫でつつそう言うと、後ろの皆からそんな声が聞こえた。
それから少しすると、ギベオンチップがドクメント
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