第十一話
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なら命なんて惜しくはないんだよっ!」
ヴァーリがそう叫ぶと鎧の各所から黒いもやが出てきた。
「っ!ちっ……俺の嫌な予感は当たってたって事か……」
アザゼルさんの呟き……じゃあ、あれは……この世ならざるもの……!
『ドライグッ!』
アルビオンっ!?
『ドライグ……何か、何か変だよ!?変な黒いのが私の体を……アアああああぁぁぁぁぁぁぁぁアアぁぁぁぁぁあ!!!!!』
まずい!アルビオンにまで侵食していってるのか!
『相棒!』
「ああ、わかってる!正体がどうのこうの言ってる場合じゃない!クレアはみんなの援護に!」
「わかったわ!……イッセー、無茶はしないでね……?」
「ああ、大丈夫だよ」
クレアは最後に俺を一瞥するとエリス達の下に向かう。
俺はエストを右手だけに持つと、懐から赤い懐中時計を取り出す。
「?それは……?」
「知ってるだろう?こいつの中にドライグがいるんだよ……ドライグ、待機解除」
『SET UP!』
そして懐中時計の突き出ている所を押し込む。
「動作開始!」
『START!!』
そうドライグの声で音声が鳴り響くと懐中時計が動き出す。
「今の声……まさか、てめぇ!」
と、神名がなぜか俺に剣を向けてきてあろうことか、味方である筈の俺に剣を振りかぶってきた。
「お前、何のつもりだ!?」
「うるせぇ!俺の神器にはドライグはいなかった!そしてお前のその懐中時計からはドライグの声が聞こえた!てめぇが俺の神器からドライグを抜き取ったんだろう!?」
こいつは何そんな根拠のない理由で襲ってきてやがんだ!?今はそれどころじゃないってのに!
「お前、今がそんな状況じゃないって事くらいわかんだろ!?」
「うるせぇうるせぇ!俺がオリ主なんだ!」
俺はエストで神名の剣を砕くと神名を蹴り飛ばし、距離を取る。
「私を忘れないでほしいなっ!」
「くそっ!?」
こっちにも敵、あっちにも敵!これじゃあ手数が足りねぇ!
と言ってもレスティアも同時に使ったら一瞬で神威を全部消費しちまう!
「見ろ!宝具を無限に作り上げる俺の神器無限の剣製!そしてそれにより作り上げ俺の体に埋め込んでいる全て遠き理想郷!それになにより!主人公が持つべき神器、赤龍帝の籠手を持っているんだ!俺がオリ主なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
そう叫ぶと剣を次々と俺に向かってすっ飛ばしてくる。
「ちぃ!」
『Boost!』
これで、5回目!
使わねぇとやばい!
「|解放
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